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サイクルトレーラーDIY:夢と現実の狭間で

この記事は 約6 分で読めます。

自転車愛好家の皆さん、こんにちは。今回は、私のサイクルトレーラーDIYプロジェクトについて、その構想から実現、そして最終的な決断までを詳しくお話しします。このプロジェクトは、単なる物作りの試みではなく、私自身の価値観や生き方を問い直す機会となりました。

プロジェクトの発端:高すぎるサイクルトレーラー

全ては、市販のサイクルトレーラー(通称:リヤカー)の価格に驚愕したことから始まりました。数社から発売されているものの、どれも3万円台後半からと、私には手が出ない価格帯でした。「これほど高価なものを買う人は、いったいどんな人たちなんだろう?」そんな思いが頭をよぎります。

想像してみました。高級自転車に乗り、自動車は所有していないか1台のみ。子供はいないか1人程度。勤め先は一流企業で、休日は少ないが年に数回まとまった休暇を取れる…。そんな生活とはかけ離れた自分。「ボンビー」を自称する私には、とても手が出る代物ではありません。

しかし、諦めるわけにはいきません。「自分で作れば、遠くへ行けるんじゃないか?」そんな思いが、このDIYプロジェクトの原動力となりました。

閃きの瞬間:ホームセンターでの発見

ある日、ホームセンターをぶらぶらしていた時のことです。ふと目に入ったのは、旅行用キャリーでした。「これだ!」と思わず声を上げそうになりました。このキャリーを改造すれば、高価なBURLEYサイクルトレーラーのような機能を持つものが作れるのではないか。そんなアイデアが閃いたのです。

サイクルトレーラー大

キャリーは大、中、小の3サイズがありました。どのサイズを選ぶべきか、じっくり検討する必要がありそうです。目標コストは1万円以下。市販品と比べれば、かなりのコストダウンが期待できます。

サイクルトレーラー中型サイクルトレーラー小型

しかし、ここで一つの不安がよぎります。「もし失敗したら、結局市販のトレーラーを買うことになり、かえって高くつくのでは?」という懸念です。確かにそのリスクはあります。しかし、私はこう考えました。「最初から高いものを買って失敗しない人生と、成功の確率は半々だが挑戦する人生。どちらを選ぶか?」迷わず後者を選びます。

妻は冷ややかな目で見ていますが、これが私の生き方。挑戦することでしか、人生の醍醐味は味わえないと信じているのです。

サイクルトレーラーアタッチメント

技術的課題:自転車への装着方法

プロジェクトを進める上で、最大の技術的課題は自転車への装着方法でした。試行錯誤の末、矢崎のジョイントという部品を見つけました。これを使えば、何とかなりそうです。

構想から実現へ:材料購入の開始

アイデアが具体化してきたところで、いよいよ材料の購入に踏み切りました。ホームセンターで選んだのは、最初に閃きを得たキャリーです。これを改造して、トレーラーを作り上げる計画です。

完成までの道のり:3部作のブログ記事

プロジェクトの進行に伴い、その過程を3部構成のブログ記事にまとめました。

第1部では、プロジェクトの開始と初期の構想について詳しく書きました。夢と現実の狭間で揺れ動く心境や、技術的な課題への向き合い方などを赤裸々に綴っています。

自転車トレーラー製作開始
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第2部では、実際の製作過程を詳細に記録しました。予期せぬ困難や、それを乗り越えるために編み出した工夫など、DIYならではの苦労と喜びが詰まっています。

自転車用トレーラーDIY製作記:期待と現実の狭間で
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第3部では、最も重要な部品である自転車トレーラー用ヒッチの購入について触れています。市販品の一部を流用するという決断に至るまでの葛藤や、そこから得た学びについて書いています。

自転車トレーラーDIY: 冒険と創造の物語
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予想外の展開:市販品の購入へ

しかし、物語はここで思わぬ展開を迎えます。自作にこだわり続けてきた私ですが、最終的には市販のトレーラーを購入することを決意したのです。

この決断に至った理由は様々です。安全性の確保の難しさ、耐久性への不安、そして何より、時間とエネルギーの配分を考えた結果でした。DIYの過程で学んだことは多くありましたが、同時に、プロフェッショナルの製品には理由があって値段がついているのだということも理解できました。

市販品購入後のレビュー記事も書きました。ここでは、自作を諦めて市販品を選んだことへの複雑な思いや、実際に使用してみての感想、そして何より、このプロジェクトを通じて得た人生の教訓について綴っています。

プロジェクトから得た学び

このDIYプロジェクトは、単なるものづくりの試みを超えて、私に多くの気づきをもたらしました。

1. 挑戦することの価値:失敗を恐れずにチャレンジすることで、予想もしなかった学びや成長が得られました。

2. プロの技術への敬意:自分で作ろうとしてはじめて、プロフェッショナルの技術や知識の深さを実感しました。

3. コストの本質:単純な材料費だけでなく、時間や労力、安全性など、見えないコストの重要性を理解しました。

4. 柔軟な判断の必要性:目標にこだわりすぎず、状況に応じて方針を変更する勇気も大切だと学びました。

5. プロセスを楽しむこと:結果だけでなく、挑戦する過程自体に価値があることを再確認しました。

結びに:新たな冒険への誘い

この一連の経験は、私にとって非常に価値のあるものでした。最終的には市販品を購入することになりましたが、そこに至るまでの過程で得たものは、お金では買えない貴重な経験です。

皆さんも、何か新しいことに挑戦してみませんか?それが成功するか失敗するかは分かりません。しかし、挑戦する過程そのものが、私たちを成長させ、人生をより豊かなものにしてくれるのです。

私の次なる冒険はまだ決まっていません。しかし、このサイクルトレーラーDIYプロジェクトで得た学びを活かし、これからも好奇心と挑戦心を持ち続けていきたいと思います。

そして、このストーリーが、誰かの新たな挑戦のきっかけになれば、これ以上の喜びはありません。さあ、あなたの冒険はどんなものになるでしょうか?その第一歩を踏み出す勇気を、心から応援しています。

最終的には買いました。レビュー記事は▼こちら

【レビュー】自転車用のシャレたリヤカーであるBURLEYのTRAVOYサイクルトレーラーの使用感と微調整など
...

当初の文章を後年リライトしたものです。

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