2016年11月某日とうとう母がITに目覚めました。
数年前に買い与えていたiPadがWi-Fiタイプで主に母親が使っていました。父親にはぼくの弟がAndroidタブレットを買い与えて同様に遊んでいました。遊んでいたといっても文字通りパズルゲームなどをやるくらいでほとんどネットの世界には踏み込んではいませんでした。
ところでiPadを自由に触れるようになった母は外に持ち出し”奉仕活動”とやらで縦横無尽に使うようになりました。
そこで言うのです。
「iPadと(ルーター用の)スマホを一緒に持って歩くのが容易じゃないよ。1台で済まないかねえ?友達はそういう人が大勢いるんよ」
おいおい、それってSIMの挿せるiPadのことだろ。そんなんわしだって持っとらんきに、わしのほうが欲しいわ!と心のなかで思うものの老い先短い年寄りである親がせっかくそういうのを使いたいというわがままを聞かないわけにはいきません。
まあ金は「自分で出す」というのでiPad Air2のシムフリー版32GBのものを買うことにしました。
SIMフリー版はそこらで売っていないような感じ(もはや一所懸命探すモチベはあまりない)なのでAppleのサイトで直接買うことにしました。すぐ来るみたいだしね。
ということで開封の儀はありませんがそういう備忘録です。
母親がお金を出してiPad Air2購入
iPad miniのSIMフリー版とあまり金額が変わらないんですね。ぼくだったら両方欲しいけど母はiPad miniも持っている友達に見せてもらったらしくそっちは「小さすぎて見難い」らしくiPad Air一択でした。
先日娘が数秒でMacBook Airの購入を決めたのと同様で母親もまったく迷うこと無く数秒いや0秒でiPad Air2 Cellularモデルの購入を決めました。
あとはぼくが代わりに注文するだけです。
ということで冒頭画像はそのときの記録なんですが、iPad Air2 CellularモデルというとSIMカードを入れて使うので外ではいちいちWi-Fiに繋げて使う必要がありません。
なんと便利なことでしょう。おまけにSIMフリーモデルというかAppleで買ったモデルなのでテザリングも自由です。どこかのキャリアみたいに制限はありません。
もっとも母親はテザリングなんて意味もわかりませんし、使うことはないでしょう。ただ誰かに騙されてテザリングさせてあげてしまうことのないように気をつけさせなければいけませんね。
そういう意味では危険な道具を持たせてしまったとも考えられます。
さらにロック解除に指紋認証を使えます。1本分だけは一緒に設定するのを手伝いましたが、ほかの指も速やかに登録させておかないと、万一誰かの指で登録させてしまうなんてことがあるとバックドアどころか正面から出入り自由になってしまいます。
怖いわ。
便利な道具だけに使い方を誤るととんでもないことになりかねません。
まあそういうわけでちょっと悩みどころが増えますが、息子より進んだIT機器を持つに至った母親を祝福したいと思います。