先日は親にタブレット型PCを与えて孫とテレビ電話でもしてもらおうと考えました。
そして親のところにデモンストレーションをしに行ってみたのです。
父は昭和一桁生まれで母は戦前生まれときて、二人とも昔ながらの人なので
「そんなものいらんわ!」
と一蹴されるかもと多少は覚悟していきました。
最初はちょっと躊躇しながら「こんなの使ってみない?」
と切り出しました。そのときの親は反応しました。
はじめに
「そうそう、使ってみたいのよ」
貸してみると貪るように、というほどではありませんが結構食いついてきました。
ほっとしましたね。
ここで「いらんよ」などといわれたらブログのネタが・・・いやいやそんなわけじゃありません。
要らぬといわれてもネタにします。
脱獄したiPhoneをテザリングオンしてiPadからiPhone経由でネットに繋ぎました。
あ、もちろん脱獄していることは親には伏せています。心配をかけたくありませんから。
何に使うのか、まずそこから
iPadを渡してみてもやはりまったく触ったことがないせいか「何をしたらいいの」というところです。
多少なりともインターネットがどんなものか、パソコンに触れたことがあるとか予備知識があればもう少し話は早いのでしょうけれど、まったくありません。
実家にある文明の利器はテレビと電話とFAXです。携帯電話も持っていますが写真を撮るところまでです。
しかも今どき小学生でも知っているような用語もわからないのですからそこの説明からなのです。まさにジェネレーションギャップです。
つまり、「検索」やら「スクロール」やら「サイト」などといったごくごく基本的な言葉から簡単な日本語に置き換えて説明しながら話しました。
ましてや「タップ」やら「タップ」なんていったって通じませんよ。
興味が沸くのはある程度使ってみてから
親父が旅行好きなので旅行先の名前を調べてみたいということになりました。
鹿教湯温泉を調べてみようということで検索窓に「かけゆ」と入力して検索してみました。
と言葉で言ってしまえば1行で済んでしまうのですが、大げさに言えばたったこれだけやるのに2分近くかかりました。
いろいろと高齢者ならではの障害を並べてみます。
- まずどこから触れば「かけゆ」が調べられるのかわからない。
- 画面に現れるソフトキーボードを打てばよいのですが、指がちゃんととその文字に命中しない。
- 文字を入れた後、さてどうするのかわからない。
- 日本語入力なので確定->検索という手順を踏むということがわからない
といった感じです。
まあいきなりなので使い方がまったくわからないのは仕方ないですが、「わからなすぎて使う気にならない」ということがないだろうかとちょっと心配になるほどです。
そうはいっても携帯電話を使い始めたときも、いろいろ弄ってみてなんとかメールも打てるようになったので使ってみれば慣れてくると期待しましょう。
それに一昔前のパソコン通信と違って、勝手にダイヤルQ2やそのほかの有害サイトに電話してしまうなどという心配はほぼ皆無になりましたし、クレジットカードの番号を入れなければ何も問題は起こらないと思っています。
代引きで買い物しないことを祈ってます。
仲良く使ってもう一つ欲しくなるくらいなら大成功
やはり父親のほうが男ですから機械モノには興味があると見えてずっと触っていました。
母親も昔の人ですから父親が触っている間、ずっと辛抱強く待っています。
そうはいっても現代に生きる人間です。
「お父さん、わたしにもちょっと使わせてよ」といい母親も少しだけ使ってみました。
使いこなしてみればその便利さゆえに離れられなくなってしまう恐れがあります。
両親は亭主関白の間柄とはいえ父親ばかり使っていて母親がほとんど触れないというのでは夫婦仲に亀裂が入る恐れがあります。
楽しくて夜通し使い通しになるのではと親も多少のうれしい不安も感じたようです。
夫婦仲に亀裂が入らない程度に仲良く使って欲しいものです。
Kindleにもおそらく機能はあると思いますが、iPadなどはタイマー機能でアラームが鳴ります。30分使ったら交代などという運用もしてくれよと頼んでおきました。
新しいことに興味を持つのは大変良いことだと思いますので今後も楽しみではあります。
あとはインフラ整備と本体を予約する
先日記事で書きましたがYahooBBが一番安そうだし、我が家でも10年ぐらいYahooBBで問題なしなのでYahooBBにしようと思います。
YahooBBの開通するまでには概ね1週間~10日程度のはずですのでそのころにKindle Fire HDも届くでしょう。
そうしたらKindle FireHDの設定などもしてやりましょう。
個人的にまた違った機械をさわれる楽しみも増えました。
あのラインも近々テレビ電話機能を備えるらしいのでテレビ電話もできるようになるでしょう。
あとがき
もう一台欲しいと言うようになるかどうか楽しみです。
帰ろうとしてiPadを袋にしまいかけたら
「あれ、置いていくんじゃないの?」
と言われてしまいましたので、
「これはわしのじゃ、まだ発売前の最新型をこれから予約するんじゃ」と返事をさせていただきました。