手順というほどの話でもないのですが、一応顛末を後々のために記録しておきます。
以前にiPhoneの容量が心もとなくなってきたらベン・ハー(超長い映画)をダウンロードしてみればiPhoneは自動的に内部の要らないファイルを整理して容量を開けてくれるという話をどこかで読んで、いやいやベン・ハーじゃなくてふさわしいのは十戒だろってネタを記事にしたことがあります。
それ以来実際にはベン・ハーだろうと十戒だろうと容量の大きい映画ならなんでもいいのでときどきはiTunesから買うふりをしてはiPhoneの容量を確保していました。通常であれば大きい容量の映画を買おうとするとiPhoneの容量が足りません云々とエラーメッセージが出て自動でiPhone内部がすっきりするのです。
ところがiPhoneのiTunesの奴はときどき気まぐれを起こしていつもなら出るはずのエラーメッセージが出ず、指紋認証画面が出てしまうことがあります。基本的に指紋認証画面が現れたら反射的にホームボタンに指を置いてしまう癖がついてしまっているのでつい指を置いてからしまったと思ったわけです。iPhoneが新しくなるにつれ指紋認証の精度が向上して早く認証されてしまいます。
そしてこのたび残念ながら誤操作により不要な映画「ベン・ハー」を買って1500円も散財してしまったのでした。
ここから本題です。キャンセルにトライしてみました。
iPhoneのiTunesで買ってしまった映画を払い戻す
返金の申請
▼パソコンのiTunesを開いてアカウント情報の画面の上の方にダウンロード可能なアイテムがひとつありますと書かれていて隣に「今すぐダウンロード」とありますが間違ってもこれを押してはいけませんね。これを押してしまってはダウンロードしたことになってもはやキャンセルは不可能でしょう。
下にスクロールすると[購入履歴]という項目がありますので[すべて見る]をクリックします。
▼すると購入履歴が現れますがどうやら90日以内の購入であればキャンセルできるらしいです。ただしダウンロードしていないことが条件になると思いますよ。だってダウンロードして消費したら普通返金なんてできないですよ。
今回キャンセルしたベン・ハーは極々最近のものなので一番上にありました。で下にある問題を報告するボタンをクリックします。
▼すると画面が微妙に変わってベン・ハーのところに問題を報告するというリンクテキストが現れました。これをクリックします。
▼次の画面では問題内容の選択肢と具体的内容をテキスト入力するようになっています。ここで返金して欲しい旨をとくとくと述べるのです。ぼくはiPhoneの容量をもっと開けておきたいから利用したかったけど間違って指紋認証してしまったとは書かずに、買うつもりは「まだ」なかったけど買ってしまったのでキャンセルして欲しいとだけ書きました。半分正直です。さらに向こうだって調べればわかるでしょうけど「ダウンロードはしていません」と書き添えました。
▼送信ボタンを押したら完了画面になりますので一応これで申請はしたということになります。ただこの時点では本当に返金されるかどうか不安です。だって理由がいいかげんというか、いい大人が責任感なさすぎな言い訳ですよね。普通の会社だったらそんな勝手な理由で返金してくれませんよ。
数日後
Appleから何の音沙汰もないまま数日過ぎてしまってますがiTunesの購入履歴を見ると[返金保留中]となっています。これは期待して良いのでしょうか。
▼と思っていたのも束の間、同じだったか次の日だったかAppleからメールが来ました。領収書というメールでベン・ハーの代金領収が完了しましたとな!やはり理由が勝手すぎて受け付けてくれなかったかと天を仰いで嘆息しました。
▼しかし、そんな絶望の淵へ叩き落されたメールから数時間後に今度は問題解決のメールがiTunes Storeから届きました。なんと返金処理が行われたというのです。そうです。一応Appleでは領収書を発行しましたが、その後「おいおいこの案件は返金申請が来ているよ」というトリガーでも作動したのでしょう。無事返金とあいなりました。
今日はこう思ったよ
1500円もするベン・ハーを購入してしまった直後にAppleのサイトでこれを見て「だめか」と思いましたが、他のいくつかのサイトでは今回の記事のような内容でキャンセルと返金されたという情報がありましたので自分もトライしてみました。
出荷準備完了している場合、および、生産準備完了しているカスタマイズ製品、ライセンスキーやダウンロード製品はキャンセルできませんのであらかじめご了承ください。
引用:ご注文の確認と変更 – ショッピングのサポート – Apple(日本)
普通に買ったのでは普通にキャンセル処理はできないということかなと思います。今回のように問題申請というハードルを超える勇気のある人には応じてもいいよということなのでしょうか。
なんにしても間違えて反射的に指紋認証をしないようにこれからはiPhoneの容量回復作業も慎重にやるようにしましょう。