金沢といえば兼六園であるが、すぐとなりに金沢城がある。兼六園は昼間は有料であるが早朝無料というのは知られているだろうか。
その兼六園のすぐ北隣りにあるのが金沢城であるが、兼六園同様有料だと思っていて1回目の金沢訪問のときはスルーしてしまった。なんともったいないことをしたか。
しかし実は金沢城はある長屋を見学するのが有料であるだけでほとんどの場所が無料で開放されているのだ。
「そんなの知ってるよ」という方には特に有益な情報でもないであろうからスルーしてください。
知らないともったいないほどほとんど無料で楽しめる金沢城
よく見るとまず料金所がない
兼六園が有料なのだから当然金沢城だって有料でしょって思わないだろうか。無料である。
兼六園のメインゲートから向かいの金沢城を見るといかにもお城を見るのにタダで見られると思うなよ的なオーラが感じられないだろうか。勝手にそんなオーラを感じた自分は2度めでさえやや入城を躊躇したが嫁と一緒ということもありあまり気の小さいところを見せるのもナンなので入ることにしたのだ。
しかし立派な門をいくつか潜っても入園料を取る案内所みたいなのがない。いったい今日は無料開放の日なのか?と思うくらいだ。つまり綺麗に整備され維持管理された城跡を見るのに入園料を取らないほうが当然不思議だからだ。
高いところから見たければ料金が必要
金沢城は天守閣は残っておらずほとんど城跡だけの状態で、再築しなおしたと思われる五十間長屋が存在する。ここに入るのに入場料を徴収するのだ。しかもわずか310円。そんな五十間長屋ごとき見るのにお金取るの?って思われるかもしれないが、せっかく金沢城の奥深くまで入ってきたら見ないで帰れようか。
そう。この五十間長屋が現在の金沢城の核ともいえる観光資産なのだ。
五十間長屋の中
中はちょっとしたお城風の建築になっている。階段はものすごく急で手すりに捕まらなければ登ることも降りることもままならない。
倉庫といっても古来の荷物が置いてある様子は見られないが家来たちの詰め所でもあったであろうことは説明からわかる。
攻めてきた敵を封じるのに石を落とすための床に空いた窓とかあるし、窓は広々していないし、とにかく防御するための建物だということがあちこちの意匠からわかる。
まとめ
ということで金沢城公園は無料でほとんど見られる公園であり、一部の建築物を観たいときだけ入園料を払えば良い施設です。
地図で見ればわかるように兼六園よりも広いので樹木を愛でたい人にはなおいっそう楽しい場所であるでしょう。
無料の部分だけでも入ってみるとあちこちに城としての工夫が観られて城マニアでなくともそれなりに楽しめると思います。
るるぶ金沢 能登 加賀温泉郷’21 (るるぶ情報版(国内))
¥900(2020/10/27 20:37時点の価格)
平均評価点: