近所にあるかつ敏というトンカツのお店に食べに行ってみました。
この記事を書く前にネットで調べたらがってん寿司の系列店なんですね。知りませんでした。
あちこちお店があるのでチェーン店だということは知っていましたが、がってん寿司のグループとはつゆ知らず。
さて、なんとなくトンカツが無性に食べたくなるときってあるじゃないですか。
今日がその無性に食べたくなった日だったんです。
そんなときに初めて行くお店で食べてハズレを引いてしまっては悲しすぎるので何回か利用した事のあるかつ敏に行ったのです。
でもいつも食うのは一番安い方のロースかつ定食ばかりでした。本当はお子様セットのほうがもっと安いはずですが、いい大人がお子様セットを頼むわけにはいかずいつもロースかつ定食でした。
しかしこの日は息子と二人で行ったのでなんとなくもっといい物を食って親父の太っ腹なところを見せてやろうなんて考え、高い方からメニューを見て行ったのでした。
そして決めたのがタイトルにあるとんかつです。
かつ敏かごはら店
こだわりとんかつ「かつ敏」TOP
かつ敏は北海道から関西まで何店舗もあります。
うちの近くにもあってうれしいのですが、チェーン店のわりにはちょっとばかり高級感があって滅多に敷居をまたげません。
ただ誕生月が近づくと割引クーポン付きのハガキが送られてくるので忘れずに常に頭の片隅に思い出されます。なかなか巧いやり方だと思います。現にこうしてかつ敏のとんかつが食いたいって切望してしまった男がここにもいますから。
自分で払うと迷わない
メニューを見ると確かに結構高級感があるんです。
なぜそんなに高級感を感じるかというと学生時代に東京都武蔵野市吉祥寺で毎日とまではいきませんが500円でトンカツ定食をかなり食った記憶が生々しくまだ脳裏に残っているので1000円を超えるトンカツ定食はかなり高級であるという観念がいまだに残っています。
とはいえ息子の前で見栄を張らねばならず、というわけではありませんが、たまにしか食えないのだからちょっと良い物食べてみようという考えと、なぜかいつもは嫁が払っているのに安めの物を頼みますが、自分で払うとなると堂々と高い物を食えるのでそうします。
ということで僕はたぶんメニューに載っていた中で一番高い(と記憶している)特上三元豚ロースかつ定食(1990円税抜き)を頼みます。
三元豚とは三種類の豚を掛け合わせてつくった種類らしく、山形県で米を食べさせて育てた豚とメニューに書いてありました。
三元豚 – Wikipedia
息子は特上リブロース定食(1490円税抜き)というのを頼んでみます。
どうせなら並のロースかつと特上三元豚を比べたかったけど息子が特上リブロース食わせろというのでまあいいかというわけです。
どちらも特上という名前がついているので美味いのは間違いないでしょう。
並のロースかつと一番高い特上三元豚ロースかつを比べたら違いは結構わかるでしょうけれど、特上三元豚と特上リブロースの違いがわからなかったら我々の舌はまるっきり凡人であるということがわかりますから。
特上食べ比べ
特上リブロースかつ
やがて運ばれてきたこちらが特上リブロースかつ定食です。
サイズはノーマルですが結構ボリュームはあります。
ちなみにかつ敏はご飯とキャベツとみそ汁のお替わり自由です。
▼一切れアップです。見た目の比較をするとしたらこの辺りしか無いかと思って撮ってみました。
薄ピンクー>ややピンクー>薄茶色といったグラデーションです。
特上三元豚ロースかつ
そしてこちらが特上三元豚ロースかつです。
ぱっと見た感じはほとんど違いがわかりません。
ただレモン汁をかけて塩をつけてお召し上がりくださいと言われました。
▼断面の拡大した写真ですが、こちらも薄ピンクー>ややピンクー>薄茶色といった感じのグラデーションで素人としてはおいおい同じ物じゃないのか?って言いたくなるくらいそっくりです。
食べてみた感想
息子と半分ずつ分け合って食べてみました。もちろんソースだ塩だとやらずとりあえず同じ条件を出す為にひとくち目はなにもつけずにかじってみました。
まずリブロースを食べてみたところほど良く柔らかく当然ながら噛むと肉汁がじゅっと出てくる感じというんでしょうか。美味しいのですよ。
「ああ、十分美味しい、うん」というところです。ほんと十分美味しいです。でも次に食べる三元豚はもっと美味しいかもしれない。でも違いがわからなかったら情けないなあと不安を感じつつ三元豚をかじってみます。
三元豚はさらに柔らかいです。
いままで食べたとんかつで一番柔らかいかもしれません。
確かに違います。息子も違いがわかったようで口の中ですぐ溶けてなくなるようだといってました。
そうなんです。口の中で溶けてなくなるような柔らかい美味さです。
うーん。チェーン店だからって侮れませんなあ。
ときどきあちこちで偽装が発覚するものの、やたらなパチもんはそうそうお客に出せないと思いますのでこれは美味いと言って良いと思いました。
ただし、1人前食べるのにも結構油っこくて最後はきつくなってしまいました。
若い人ならよいでしょうが、年配になってくるとトンカツ一枚はきついかも。
さらにいうと、息子はリブロースのほうが最終的には良いと言っていました。
なぜなら特上三元豚は柔らかくて食べやすいのですが、なんとなく油っぽいというのです。おそらく歯応えが少ないから油っぽいような気がするのではないかと思います。
決して油まみれの肉というわけではないのです。人それぞれ好きずきがありますから。
僕はどうかというと特上三元豚最高です。ただ次回食べるときは半分で十分です。
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