Lydstoロボット掃除機R1のレビューです。
2021年9月から10月にかけてiRobotのルンバ上位機種を貸し出してもらってレビューする機会があった。そのレビュー記事はこちら
貸し出しでのレビューということなので当然返さなければならず、せっかく気に入ったのだが泣く泣く返却した。だがいずれ買うことを決意したのだ。それくらい上位のロボット掃除機は魅力的だ。
そしてその返却時期とほぼ同時期にこのLydsto(リズトと読むらしい)というところがクラウドファンディングでロボット掃除機を出して出資を募っているという情報を得た。しかも割安で。タイミング良すぎるじゃん。
そして即申し込んで届いたのが2021年12月下旬。いよいよルンバに対抗しうるロボット掃除機を手に入れたか?というお話。
【関連】
機能
Lydsto R1 ロボット掃除機 自己空 ロボット掃除機ステーション リダナビゲーション 2700Pa吸引ロボット掃除機マッピング付き ペットの毛やカーペットに最適 (ホワイト)
¥86,841(2021/12/30 22:45時点の価格)
平均評価点:
かんたんに機能をおさらいしておこう。
自動集塵
今やロボット掃除機では半分ぐらいはこういうタイプが出荷されているのではないか?(勝手な憶測)
それくらい自動集塵機能は便利だしぜひロボット掃除機を買うならこの機能がついたものを買ってほしい。
せっかくロボットが集めた床の塵芥(ちりあくた)を最後は自分で煙幕にまみれながらゴミ箱へ捨てるというのはちょっと生き方として詰めが甘いっちゅうかなんちゅうか。ロボット掃除機が吸ったホコリを結局最後は自分が吸うのか?
どんな形にせよロボットが集めたゴミを捨てられるダストパックに入れるところまでおまかせできるのは嬉しい。
スマホから操作
そして自動集塵機能をつけるくらいだったら、それと同等ぐらいに欲しい機能がスマホから操作できる機能だ。
こいつの場合はON/OFFはもちろん掃除の強弱なども設定できるようになっているし、部屋を区分けしてどこのエリアだけとか指定できる。
しかもLydstoの場合、今どこにいるかリアルタイムでアプリに表示してくれる。だから立ち往生したとしても音を出させることも必要ないくらいでスマホの間取りを見ながら救出すればよいのだ。
間取りとエリア編集
その間取りだがなかなか優秀のようで掃除すればするほど間取りを覚えるのはもちろん、非掃除エリアだとか立ち入り禁止エリアだとか、1部屋を2部屋や3部屋と区切って1番はどういうスケジュールで掃除する。2番はどう、3番はどうとかって1部屋でもエリアを区切ってスケジューリングもできたりする。
なかなかすごい。
水拭き機能
ルンバの場合、水拭きロボットはブラーバとかっていう別のロボット掃除機を買う必要があるが、このLydstoの場合、それも込みだ。
だから水を入れておけば水拭きもさせることができるし、水拭きをさせないこともできるし、水拭きだけさせることもできる。
なかなかすごい。
ただし使わないときは外しておかないと充電場所の床が腐る危険がある。ちょっとそこが面倒なところ。
ルンバより良いかも?な点
かなり静かモード
掃除パワーは夜間モード含めて4段階だからなんなら寝てるときも一番静かなモードにして掃除させることができるということもある。極端な例だけど。
神経質な人はそうでもないかもしれないがそれほどでもない人にとっては寝てるあいだにきれいにしてくれて朝起きたらきれいな部屋で一日が始まるっていうのもありかも。
あとは最大級にパワフルなモードにすればそれなりに音はうるさくなるが短時間での掃除完了が期待できるわけだ。
値段の割に水拭き機能
さきほども少し触れたが水拭きの機能が標準で搭載されている。だからうちの場合は、水を入れておいて掃除しながら水拭きもさせている。
何年かに一度しかワックスがけをしない我が家では水拭きもしていないと床がいろいろなシミだらけになってくるが水拭きをするようになるとそこそこきれいな状態を保てるようになって嫁氏も喜んでくれた。
エリア編集機能
これもさきほど触れたがスマホでエリア編集がけっこう細かくできる。
だから猫の餌があるエリアは掃除機を突っ込ませないようにするとか、ハマったら救出するのが困難な場所とかは立ち入らせないように設定してみた。
もちろんそういう場所は人間が個別にきれいにする必要があるがそれなりに臨機応変にやればなんとかなるだろう。
▼左が何回か掃除したあとの間取りでもともと2部屋として描いてくれたものをあえて4部屋扱いに変えた。それはRoom3は猫トイレの砂が散らばっているところだから念入りに掃除してほしいのと、Room4は台所でマットが敷いてあるため座礁しやすく普段は進入させないようにするためといった設定を細かくできる。
右画像は左画面でマップ編集をタップしたところ。禁止区域だったりカスタム設定やらいろいろできる。この編集なかなかクリエイティブで楽しい。
手動操作機能
ちょっとおもしろいなと思ったのが、スマホでラジコン操作するように掃除をできること。
ちょっとしたゴミを掃除したいときに手動操作のモードにしてスマホで誘導するように掃除をさせるのだ。
うまく操作するまでに少々訓練が必要になるかもしれないがときどきは使うことがある機能といえる。
ルンバには敵わない?点
ブラシ部分がいまだに毛のブラシ
ルンバの比較的新し目のタイプはお掃除ブラシ部分が2本のゴムローラーでできていて吸う。したがって細かな髪やら糸くずが絡まることがほぼないのだ。
一方、こちらLydstoは昔ながらの毛のブラシになっている。旧機種のルンバまたは下位機種はいまでもそうかもしれないが毛のブラシだから毛髪や糸くずをときどき取り除くのが大変だった。
おそらくこのLydstoもときどき毛髪の除去を自分でやらなければならないかと思うとちょっと憂鬱だ。
スマートホーム連携が糞
AlexaとGoogleHomeへの連携できると説明のサイトには書かれていたができない。
一応CAMPFIREのサイトでコメントできるから質問を投げてみたが意味不明な回答しかこなくていまだにできていない。
さらにYouTubeでも公式チャンネルらしきものがあったのでコメントで質問したが、なんとこちらは「できない」という公式からの表明があった。ふざけんな。
集塵ドックへの接続
ルンバのときはドックへの接続はわかりやすかったのだが、このLydstoはちょっとわかりにくい。
自分で直接電源端子へ接続する機会は運用がはじまったらそうそうないはずだが、少しわかりにくかった。
Wi-Fi切れる(致命的)
これは数ヶ月使ってみて実感した致命的な欠陥要素ともいえることだが、Wi-Fiが切れてなぜか突然オフラインになってしまう。
掃除中にオフラインになるのかは不明だがスマホで見ようとするとある日オフラインになっている。そしてそれでもすぐに復旧すればそんなに致命的とは感じないのだが復旧方法が意味不明なのだ。
一応Wi-Fi接続するには電源ボタンとホームボタンを同時に長押しという操作方法があるのだが、開封初期段階はそれでできた。だがひとたびWi-Fiが途切れるとその操作をしてもうんともすんともいわない。
それで数日間放置ということが今まで数回あった。それでなんとなくいろいろやっているうちにWi-Fi接続開始しますみたいになるが、どうやれば復帰するのかいまだに手順は不明だ。
買わないほうがいい。
外観
年末に撮影したので余分なゴミが一緒に映ってしまっているが真ん中の白いものがロボット掃除機だ。
▼そしてこれらが付属品で拭き掃除用モップがおよそ30枚、ゴミパックが予備6枚ついていた。
実際の動きについては第二弾の動画を撮影して公開するのでそれまで待って欲しい。
ただ結論だけいうと買ってもそれほど後悔しないかなということはいえる。
ルンバと比較するとアレクサなどのスマートスピーカーとの連携が弱いがそれ以外ではとくに支障なく使えているし機能も豊富だからスマートスピーカーと連携できない点を補ってあまりあるといえなくもない。
よってどうしてもブランドにこだわるならルンバだけどそこまでブランドに拘らず実益がほしいなら損はないといってもいい。
動画
文章と写真だけでは伝えきれないので動画も撮ってみたからぜひ参考にしてみてほしい。
Lydsto R1 ロボット掃除機 自己空 ロボット掃除機ステーション リダナビゲーション 2700Pa吸引ロボット掃除機マッピング付き ペットの毛やカーペットに最適 (ホワイト)
¥86,841(2021/12/30 22:45時点の価格)
平均評価点:
追記
あとから気づく点も多々あるのでここに追記していきたい。
2022年11月28日 ゴミパックを新品に替えてもちゃんと吸わなくなって警告がでるのでなんだろうなあ?おかしいなあ?と思って母艦の裏側を見ると半透明の蓋がビス留めされていてメンテナンスのときには外せるようになっているようだ。
もしかしてこの辺にゴミが溜まってる?って思って外してみたら案の定。
凄まじくゴミが詰まっていた。これはこの掃除機の責任というより自分ちの床にダンボールが散らばっているのが悪いね。このダンボール片は猫の爪とぎの残骸だ。猫を飼っているとこういうものが散乱するのは珍しいことではない。
まあとにかくここをきれいに掃除したらちゃんとゴミパックに再び吸うようになってくれてめでたし。
追記その2
消耗品のゴミパックは日本国内のAmazonやら楽天で買おうとするとまあまあ高いから同じものがAliExpressで買えば結構お安い。