N-BOXのリアクォーターウィンドウに収納スペースを作ったのでここで披露したい。
たぶんN-BOXでなくともだいたいの自動車なら似たようなことができるのではないだろうか。
きっかけはYouTubeでここの凹みを活用している人の動画を見たことなので自分で自発的に思いついたわけではなく「あ、これいいわ。自分もやってみよう」というところからスタートしている。
とはいえまったくの真似ではなくオリジナル要素も入っているので初めて見る人は多少参考になるところもあるのではないかと思う。
N-BOXのリアクォーターウィンドウに収納スペース設置
構想
材料を物色しているときに、「あ!こんなものもあるのか!」といろいろ思いつくので構想しながらの材料物色しているときが一番楽しいかもしれない。
条件として挙げられるのが
- 着脱可能であること
- そこそこ有効に活用して入れられること
- 装着していても使わないときは邪魔にならないこと
などであるが上記の条件は後付だ。出来上がったものの長所を並べているだけなので完璧に思い通りできたといいたいわけではない。
手順と段取り
枠の型取り
リアの内張りを外して枠取りをする。やや面倒くさいがネットに型が出回っているわけではないので仕方ない。
- リアシートベルトのボルトを外す
- スライドドアのゴムパッキンのうち外した内張りに被っている部分を外し、リアゲートのゴムパッキンも同様に外す
- 下半分の内張りをやや外しながら窓に被さっている内張りを外す
片側だけ外せばほぼ左右対称であり両側分の型が取れるので両側外す必要はない。
内張りを外したらその窓枠に沿って型取りしよう。A4サイズのクリアケースを展開してA3サイズにして使うとちょうど良く取れるしクリアケースを使えば紙と違ってボロボロになる心配もない。
木材の切断
ホームセンターで桐集成材または好きな木材を買ってきて枠を書く。
両側作りたいなら300×900を買えば少し余る程度に取れる。
桐集成材は軽くてオススメだが、集成材という材質上、切り口がややボロボロ崩れやすい。できれば切り口に木工用ボンドなどを塗って補強をするとベストかもしれない。
切断は普通のノコギリでもできるがどこかにジグソーがあればそれを使ったほうが簡単だ。ホームセンターでもレンタルしてくれるところがたくさんあると思う。
木材を切断したらそのままではなくニスなど塗ろう。思い通りの枠取りで切れていれば木工用ボンドではなくニスだけで切り口の補強はOKだ。
下の部分の落下止め貼り付け
下の部分はプラスチックの板を100均で買うなどして適当にビスや接着剤などで貼り付ける。出っ張り代は1cm前後ぐらい。
一応飛び出る部分の角は丸めておいたほうが安全だ。
写真だと一部変なスレだか汚れだかあるのはニスが乾かないうちに接触させてしまっていたから。誰からも見えない部分だからあまり気にする必要はない。
上の部分の落下止め作成と固定
適当な平ワッシャーを調達するか、プラスチック板を丸く切ってもいいし、なんなら丸く切る必要もない。
重要ポイントは皿ビスで固定するためのすり鉢状の穴にすることだ。使う皿ビスはM3またはM4あたりが無難だ。自分はM3にした。
収納庫部分の製作
収納庫はこれまたどう作ろうと自由だが、たまたま100均で見つけた以下のボックスを使うことにした。
写真で見てわかるとおり縦横が250mmで高さが150mmの折り畳める箱状のケースだ。
これを左右で2個に切断する。つまり110円で両側分作れてしまうわけだ。
板への取り付けと車への取り付け
そして最終的にこういう形になった。このへんはノウハウだからあまり細かくは説明しない。まあちょっと想像すれば簡単に作れるからこの記事を読んだ人は頑張ってほしい。
ということで後部座席左右の収納空間がさらに確保できて良いことがいくつかある。
- 収納場所が確保できる
- 車中泊のときに目隠しになる
という感じで合理的なDIYだ。
まとめ
車中泊ベッドを作りながら片手間で作ったリアクォーターウィンドウの収納空間だが意外にもYouTubeでここを活用している事例は少なかった。だから参考になる動画がほとんどないままほぼ独創で作ったのが今回の収納空間だが仕上がりがいまいちだったりする。アイデアは湧いても手先の器用さはまた別問題ということで仕方ない。
というか物入れの本体部分が100均調達ということであまりにも素材がチャチすぎてテンション下がったりする。
いずれ気が向いたらもう少しまともな素材で作り直しても良いかもしれない。とにかく木枠の部分は使えるので収納庫部分を布製でもいいし樹脂製でもいいし(フォールディングという面では難がでるが)作り直すのは自由だ。