写真趣味に開眼して半年悩んでわかったことは金持ちの趣味だっていう結論。
今からそれを考察して解説する。これからカメラ買おうかなあ。きれいな写真撮りたいなあなんて甘っちょろく考えている奴はこれを読んでよく考え直せ。
ここで話そうとしている内容は良い写真を撮りたいと思ったときに準備するカメラの話だ。
スマホでもきれいな写真撮れるじゃんかって思っていて考えを見直す気がない人はこの記事を閉じてくれ。
あるいは良いカメラならいい写真撮れるよねきっとって思うけど金はかけたくないって人は読んで考えを改めてくれ。
カメラと撮影とアウトプットという趣味
昔からある「カメラが趣味です」とか「写真が趣味です」っていうフレーズ。
一言でそんなセリフを言うのは簡単だがそれは「自分はセレブです」っていうのと同義語だということに結構お高いカメラを買った今気づいた。
それくらいセレブじゃないと続かない趣味だ。
世の中に趣味は数あれどカメラで写真を撮るっていうことを甘く見ていた。
なんでもそうだが突き詰めていくと金がいくらあっても足りなくなるんだな。
写真が趣味というのは金がかかる
スマホで手軽に写真を撮れる時代ではあるが
iPhone13またはそれ以上なら一眼カメラに匹敵?というネタをネット上ではしばしば見かける。
だがぜんぜん違う。別物だ。だってそうだろ?
iPhoneとかGoogleのPixelなんちゃらっていうスマホが10万~20万円してどんなにカメラ性能が良くなっているとしても一眼カメラは写真を撮る機能しかないのに同じぐらいまたはそれ以上の値段するんだぜ。
スマホと同程度の写真しか撮れないわけないだろよ。それに気づかないうちのほうがまだ幸せだったかもしれない。
いろんなブログ読んでそういう知識を得ちまったから今の悩みがある。ネットでいろいろ読むんじゃなかった。
マジな一眼カメラってマジ高い
さてスマホと同程度あるいは高級スマホの数倍の値段がするのが高級一眼カメラだ。
例をいうとCanonの最高級機EOS-1D X MarkⅢとかっていうのはキヤノンオンライショップで95万某する。ちょっとした軽自動車並みだ。
一眼レフカメラ「キヤノン EOS-1D X Mark III」|キヤノンオンラインショップ
ミラーレスに舵を切ったニコンのZ9という最高機種は概ね70万円前後だ。スズキのアルトぐらいは買えるかも。
そしてソニーのα7Ⅳというのが30万円前後だ。これでようやくiPhoneの最上位機種と並ぶかな。ソニー詳しくないのでこれが最上位機種じゃなかったらごめんなさい。
ちなみにコニカミノルタ、さらに古くはMINOLTAっていうメーカーが過去にあったけどそのMINOLTAが出していたカメラのシリーズがαっていうんだ。
ソニーのシリーズもαだけどどういうこと?って調べたら実はソニーがコニカミノルタのカメラ部門と技術者を引き取ってブランドも継承(承継?)したんだ。
ということでソニーなんてぽっと出のカメラメーカーだろよwwなんて笑っていたちょっと前の自分に教えてあげよう。ちゃんと老舗カメラメーカーのMINOLTAの血を脈々と受け継いでいるメーカーなんだということを。
そういうわけだからガチプロでもソニーのカメラ使っている人がいっぱいいるのね。
あとはパナソニックの一眼もあるかもしれないけどここでは無視する。
高価なものはこれだ
でまあカメラは高いってことがだいたいわかったかと思うけど実はそれでおわりじゃない。
高いのは本体だけじゃない
本体がそこそこ高いってことは今述べた通りなんだけどそれって最上位機種だからでしょ?なんてまだ甘い期待をしているあなた。
エントリー機はたしかにそんなに高くない。なんなら本体は数万円で買えるものもある。
だがだめだ。それはスマホでも格安スマホを買うのとおなじで動きがもっさりしていて使い物にならねえ!っていう事態をスマホで招くのと同じような体験をするだけだ。
最低10万円または15万円ぐらい考えないと話にならない。
レンズ交換式カメラ本体
安い本体もあるにはあるが格安スマホを買って後悔するのと同じできっと後悔と買い替えが待っている。
だから最初からある程度上位の機種を買わないとだめなんだ。それがいやなら最初から良い写真を撮りたいなんて思わないことだ。
ちなみにセンサーサイズを妥協すれば安いのはたくさんある。ワシも最初は娘のキヤノンEOS Kiss X9というエントリー機で数週間は楽しんでいた。
これはセンサーサイズがAPS-Cという規格のものでフルサイズと呼ばれているセンサーサイズの概ね2/3ぐらいのサイズだ。
このサイズの小ささが画質にかかわってくる。しかもセンサーサイズが小さいとなぜか撮った写真が望遠になる。詳しい仕組みはここでは説明できないし理解もしきれていないので省略するがとにかく不満がすぐでる。
っていうか最初からフルサイズでいくべきではあるんだけどYouTubeでカメラ関係の動画を見まくらないほうがいい。見まくるとすぐフルサイズが欲しくなってしまう。
魅力的なレンズ群
いわゆるレンズ沼
レンズ沼ってハマる前から多少想像はしていた。レンズに限らず趣味に凝り始めると何にでも何処にでも沼はあるものだ。
それがカメラではレンズ沼と呼んでいるだけの話。自作パソコンにだって沼はある。ワシは沼にはまる前に出来合い買っちゃって一命をとりとめたけど。
とにかくレンズ沼にはまることによって金が無限に必要になる。
あるカメラ系YouTuberがいっていた。
「レンズを『買う』か『買わない』かで悩むんじゃない。『買う』か『超買う』かだ」
なるほどそうかも・・・
大三元レンズ
カメラのレンズ界隈では大三元レンズっていうのがあるということを比較的最近知った。ところで呼んでる奴ら意味わかってるか?
大三元とは白發中の字牌三種類をそれぞれ門前泣きに関わらず各3枚ずつ揃えた役のことだ。ただしレンズ界隈ではちょっと違う。
広角レンズ、標準レンズ、望遠レンズの三種類でカメラメーカーが出しているF値最小レベル最高級のオプションレンズがこう呼ばれる。ちなみにどれもクソ高い。1個30万円ぐらいする。
ということはそれらを本体含め揃えたとするとレクサスとはいわないがプリウスぐらい買えているかもしれない。
さらにちなみに小三元レンズという大三元より少しグレードダウンしたレンズもあるようで。でもどうせ買うなら大三元だろうなって思うのでネットでもあまり話題になっているのをみかけない。
Canon RFマウントズームレンズの高さ – Amazon
単焦点レンズのほうが映りがいいらしい
そして上記大三元レンズのほかに単焦点レンズというのも多数存在する。
これはズームの幅がないやつでレンズだけで寄ったり離れたりができないものだ。しかしなぜか単焦点のレンズのほうが映りが良いらしい。
だから沼にハマっている人にはズームも単焦点も両方売れるんだろうな。
Canon RFマウント単焦点レンズの高さ – Amazon
とにかく予算に余裕があれば市販されてるレンズすべて試したくなる気持ち
男ならわかるだろうし、女でもわかる人はいるだろう。とにかく男というものはとっかえひっかえしてハマり具合を試したい生き物なんだな。
そのハマり具合を試してニチャァと楽しむのにレンズ交換式カメラって最高のネタじゃないのかな。これ考えた奴は商売の天才だと思うよ。
レンズ交換すると良い写真が撮れる撮れない以前にレンズをとっかえひっかえするのが楽しいんだ。だからグレードがダウンしようがなんだろうがおそらく金のある人は新しいレンズが出たら試してみたくなるんだろうな。
さらに現像ソフト
そしてフルサイズ一眼カメラを手にしてわかっちゃったことのもうひとつが、ちゃんとした現像ソフトを使わないと写真の趣味が完結しないってこと。
JPEG撮って出しなだけだと片手落ちなんだよ。JPEG画像ってカメラメーカーが「こんな画像でいいだろ?」って感じで独特のテイストで出した1枚にすぎない。
実際にはカメラが捉えた光の情報はその数倍あってその情報をもとに撮影者の感性で完成させるまでが写真だ。
だからRAWというファイル(メーカーによってファイル拡張子は違う)をLightroomとかCapture1とかっていう現像ソフトで料理することをしなければ雑誌とかで見るような超エモい写真はできない。
カメラで撮っただけじゃダメなんだよ。
写真を保管するのにHDDまたはSDD
さらにまだあるぞ。時代が進むごとにデジカメで撮る1枚の容量がデカくなってる。
情報量が増えることに比例してファイル容量もでかくなる。撮った写真をすぐ削除するならともかく保管してあとでまた加工しようかななんて思っていたらサイズのでかいRAWファイルを取っておきたい。
そうなったときにHDDやらSSDやらが必要になってくる。
GoProのサブスク利用しているとクラウド保存が無制限で利用できるがただ貯めておくだけじゃダメだし、そのGoProクラウドもRAWファイルは貯めておけない。
限りなくディスクが必要になる予感しかしない。
俺の1軍(ただし2軍3軍を持つ余裕はない)
ミラーレス一眼Canon EOS R8
本体20万超え
最近買った。2023年6月。
キヤノンのオンラインショップ会員になったら10%引きという案内と5年まで無金利で分割払いできるというので迷うこと数週間。買った。
公式ショップで買うなんて割高なんじゃないの?って思うかもしれないけど違うんだな。
最近のそういう嗜好品はアップル式の商売をやってるのかなんなのかほかのショップ、例えばAmazonとかヨドバシとかも価格がほとんど変わらない。
もしかしたら公式のほうが数千円高かったかもしれないがAmazonを始めとしたほかのショップは分割払いができないので喜んで分割払いしてくれる公式から買った。
じゃなきゃとても払えないwww
一月前に買ったMacより高いww
Mac買うときにかなり悩んだ(201800円ぐらい)のにあっさりそこから1ヶ月後にMacより数万円高いものを購入してしまった。嫁にバレたら糞みたいに嫌味を言われるだろうな。
だから当面は娘のカメラ(EOS Kiss X9)を使っている体で自分のカメラを使う。同じメーカーにしておいてよかった。
中古でレンズ買った
単焦点35mm(フルサイズ換算約50mm)
もともと目的は中山道の史跡をきれいに撮りたいっていうところから始まったこのカメラ購入企画。
その写真は当初娘のエントリー機(Canon EOS X9)とはいえかなりキレイなのが取れた。
バチクソ上手じゃないけど今までの記事に載せていた写真よりは少しだけキレイなのが撮れていると思っている。もっと現像の腕を上げればさらにきれいな写真に仕上がるはず。
きれいなだけじゃなく構図も大切なんだろうけど。
その後、このレンズは売ってフルサイズ機を買うのとともに別の単焦点レンズも買い直した。
家、クルマ、カメラ、MacのローンとレンズとLightroomでカツカツ状態
そんなわけでわずかな期間にかなりのローン・レンジャー(ここでは多重債務者の意)になってしまっている。だからといってはなんだが生命保険を解約したww
まあMacとカメラのローンを払うためというより子どもたちがそれぞれ自立して働くようになったからもう高額の生命保険は不要と判断したまでなんだけど。
ハードウェアのローンとLightroom(現像アプリ)の支払いで今後の人生はまた支払いの連続になるはずだ。
そのぶんの見返り(精神的高揚感)も大いに期待したいところだ。
中山道に撮りに行く予算が取れない
当面サブスクで出ていく金が多すぎてライフワークともいえる中山道木曾路の旅にもなかなかいけなくなるような気がしてちょっとそれが残念だ。
とはいえ木曽路にまったくいかなくなるわけではないし、しばらく行けなくともそのあいだ地元でいろいろと撮影しつつ腕を上げて良い写真が撮れるようになってからでもおそくはあるまい。
じゃないと「良い写真が撮れなかったからまた行かないと」ということになりかねない。
冒頭写真は娘のAPS-CセンサーのEOS Kiss X9カメラで今回買ったEOS R8ではない。