今からさかのぼること数ヶ月前にネットのニュースでみかけて「ああ、これいいなあ」と思っていたものを入手して使ってみたのでレビューします。
これはタイヤまたはサッカーボールなどの空気入れです。空気入れなんて何個も持っているのですが、1個を除いてすべて手動です。残りの1個は自動車用でシガーライターソケットにつなげて使うかなりうるさいやつです。
個人用の空気入れって基本的に手動ですがどうも使うのが億劫って人は多いのではないでしょうか。
うちの場合、特に娘なんぞ自転車の空気が少ないから「ぱぱいれてえ」なんていい歳してねだります。こっちだって面倒なんだわ。
事故起こされても困りますので、いくつになっても子供可愛さに自転車の空気を入れてやりますが、手動は疲れるものです。そこでこんな昔の初期の頃のiPodに似た形の空気入れが出たというのと、何より価格がかなりお手頃(当時約6000円)だったので即反応しました。以下レビューです。
XIAOMIのモバイル空気入れ
なぜかAmazonでは売られてなさそうで海外の通販サイト(eBayだったかな)から買いました。
このモバイル空気入れをなんとしても欲しかった理由
- 携帯性に優れている
- 価格が他の類似製品に比べて思ったほど高くない
- MicroUSBで充電できる
自分が欲しかった理由は上記です。これはそのまま人におすすめできる理由にもなります。
XIAOMIモバイル空気入れの外観
ざっくり外観
外箱は冒頭画像のような箱です。
一見するとこれのどこがXIAOMI(小米)ブランドなのかわかりませんが、裏面をよく見ると確かに小米やらmi.comやらと書いてありました。
ちなみに英語ですが公式サイトもあります。
Xiaomi Mijia Bicycle Pump – News Xiaomi – Mi Community – Xiaomi
▼箱の中身はモバイルポンプ本体、ポーチ、フレンチバルブアダプター、充電用MicroUSBケーブル、そしてサッカーボール等の空気入れ用アダプターです。英式バルブつまりママチャリタイヤ用のアダプターはついていませんので必要なら別途用意しましょう。
▼これが英式バルブ用アダプター
▼大きさは手に持ってみるとけっこうズシッとしてます。そりゃ超小型とはいえコンプレッサーを内蔵していますからそれなりの大きさにはなってしまいますね。まあこれでも消費者向けとしては十分小さくできているかと思います。
5.5インチぐらいのスマホと大きさを比べてみますが目につくのはその厚さですね。実際にはモバイルといっても携帯する気になるかは議論の分かれるところでしょうか。
電源投入
南京錠のようになっているポンプのホース部分を片側本体から抜くと電源が入ります。本体に戻せば電源がオフになりますからこれは使うときに電源が入り、使わないときに電源がオフになってくれて良い点といえるでしょう。
充電ポート
MicroUSBの充電ポートは底の裏側にあります。ですから立てた状態での充電というのではなく、寝かせて充電ですね。満充電までの時間がどれくらいなのか現在不明です。そこそこかかるのではないでしょうか。
またLEDが灯っていますがバッテリー残量が減ってくるとこの色が白→橙→赤へと変わります。
夜でも使える
写真は省略しますが、ホースのついている頭側にもLEDがついていて丸い操作ボタンの点灯スイッチを押すと点灯します。
機能と設定
用途アイコン
以下の用途別でアイコンと単位が表示されます。
用途 | 単位 |
自転車 | PSI |
オートバイ | BAR |
自動車 | BAR |
サッカーボール等 | PSI |
その他一般(アイコン表示なし) | PSI |
その切替は丸いボタンの右側をクリックして順次変わります。
▼自転車
▼オートバイ
▼自動車
▼ボール
▼一般
用途を選択したらそれぞれの推奨値範囲に設定値をあわせます。数値の調整は丸いボタンの上下に+とーがあるのでそれで決めていきます。
▼自分には読めませんが一応中国語での取扱説明書が付属しています。
XIAOMIのモバイル空気入れ使ってみる
こういうのは動画がいちばんわかりやすいので動画です。
動画では米式バルブと英式バルブのみに入れていてロードバイクのフレンチバルブには入れていませんが、ちゃんとアタッチメントが付属していますので入れられるはずです。
感想
良い点
十分そこそこ速いと思う
ボンボンと音を立ててみるみるうちに空気がタイヤに打ち込まれていきます。
ビデオで見てもわかりますが意外に早いので少々驚きでした。
それでも自動車のタイヤを冬から夏タイヤへと履き替えたときなど空気を補充したときには最初2.0BARぐらいになっていたものを2.5BARまで上げるのに5分あるいはもう少しかかります。
バッテリー残量もわかる
当初バッテリー残量がわかるようになっていないかと思い、イマイチな点に書こうとしつつ説明書を読めないながらも見てみたらありました。
充電ポートのすぐそばにあるLEDの色が白、橙、赤と色が濃くなると残量が無くなる警告の機能になっています。よかった。
いつでもどこでも充電しやすい
類似品でXIAOMIと同等に安いものは専用の充電ケーブルを必要とし、もし持ち運ぶとなるとその専用充電ケーブルも持ってでないと不安です。しかも結構ごっついし。
▼こういうACからでないと充電できない専用充電器付属のタイプも買おうか迷ってましたが買わなくてよかった。
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価格の安さ
または今回のXIAOMIモバイル空気入れと同等にコンパクトなタイプはUSB充電できるものの価格がXIAOMIの倍ぐらいしてちょっと手が出せませんでした。
▼これも買っちゃおうか迷ってましたが買わなくてよかった。
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イマイチな点
特にありません。
特にないと思ってましたが、その後使って見つけました。充電しているときのインジケーターがないんです。よくモバイルバッテリーを充電するときって残量LEDが段々に点滅したりするじゃないですか。あのようなインジケーターがないので充電してるのかしてないのか、終わったのかまだなのかというのがわかりません。
それ以外ではありません。コンプレッサーという機能上あまり超小型には作れないと思うのでこれ以上の小ささを追求すると価格が上昇するのと、吐出量が制限されてしまうのとあるかと思います。
強いてもう1点挙げればあと半分ぐらいに薄ければ本当に普通のモバイルバッテリーと同じぐらいの大きさになって持ち運ぶのにほとんどストレスを感じないぐらいでしたがそこまで望むのは10年早いでしょう。10年後ぐらいには技術が進歩してさらに薄型で高性能で価格もそれほど高くないものがでるかもしれません。
追記
数ヶ月必要に迫られてなくて自動車のタイヤで使ってませんでした。
使ってみたら最高かよ!て感じでした。タイヤ履き替えたとき空気が足りないことに気づき履き替え作業と同時進行で空気補充ができます。
それは指定した圧力になったら自動停止してくれるので安心して放置できるのです。すごい。嬉しくなりました。
まとめ
はっきりいってこれはおすすめで買いです。
Amazonでは2019年6月23日現在扱われていませんが、ebayやalliexpressでは扱われています。
ちなみに2個目は冒険して初めてAliexpressで買いました。結果ぜんぜん大丈夫でした。