秩父に椋(むく)神社というのが五社ありますが、その中でも吉田椋神社というのは秩父事件での結集地として知られています。っていうかそれほど知られてはいないけどそういう由緒が残っている神社でもあります。
そんな吉田椋神社に行ってみました。特に変わったものも事もなかったです。
ただ日と時間をちゃんと選ばないとせっかく行っても御朱印をもらい損ねる恐れがありますのでそれだけは申し送っておきます。
吉田椋神社の基本情報とアクセス方法
吉田椋神社の基本情報
- 住所:〒369-1503 埼玉県秩父市下吉田7377
- 電話番号:0494-77-1293
- 社務所受付時間:10:00ごろ〜15:00ごろ
- 御朱印:あり(300円)
- 駐車場:あり(田舎につきほぼ無限?)
- 公式サイト:なし
社務所の開いている時間はこのように厳格に決められているので気軽な気持ちで行くと膝を折られたような気分になる場合があります。
吉田椋神社へのアクセス方法・行き方
バスで行く場合
丁寧に説明してくれているサイトがありましたので引用させていただきます。
バスの場合は、西武線西武秩父駅から秩父線秩父駅を経由する西武観光バスの路線バスがあります。吉田元気村行き(秩父吉田線)に乗り「龍勢会館」バス停下車、徒歩約10分です。
運行本数が少ないため時刻にご注意ください。西武秩父駅からバス約40分、秩父駅からバス約30分ほどかかります。
なお、以前は秩父線皆野駅や小鹿野町方面に向かうバス路線がありましたが、廃止になっています。そのため、皆野駅からはタクシー利用となります。(龍勢祭りのときは、皆野駅からも臨時バスが運転されます)
例えば西武秩父駅で降りてバスで龍勢会館まで行くのに約30分前後かかりまして、そこから徒歩でおよそ10分という感じです。
▼西武バスの検索サイトです。
西武秩父駅から龍勢会館への乗換案内 | 西武バス
こちらは秩父駅から龍勢会館への乗換案内です。
秩父駅から龍勢会館への乗換案内 | 西武バス
車で行く場合
車で行く場合にはカーナビで吉田椋神社を検索しましょう。そして案内どおり走れば北側の駐車場付近まで到達できるでしょう。
南側は急斜面みたいになっているので車を停めるのは北側が良いでしょう。
吉田椋神社の由緒・御祭神・御利益
吉田椋神社の由緒・歴史
ヤマトタケルノミコトがこの地を旅した折に道に迷い、そのとき持っていた鉾の先から一条の光が走り椋の木が生えたといいます。
その根本の泉近くに猿田彦大神が現れ道を指し示してくれ、その後大勝を得たヤマトタケルノミコトがこの地に鉾をご神体として猿田彦大神を祀り給うたのが起こりと書かれています。
猿田彦大神と来ればアメノウズメもセットですね。
吉田椋神社の御祭神
- 猿田彦大神(サルタヒコノオオカミ)
- 天鈿女命(アメノウズメノミコト)
吉田椋神社の境内の様子と雰囲気
駐車場から
駐車場からは龍勢祭りのロケット発射台が見えます。毎年10月の第2日曜日に開催されています。
南側から
南側から椋神社を見ると低いところから見上げるようになっています。南側には駐車場らしきものはなく切り立った崖っぽくなっていますが崖ではなさそうです。
狛犬
狛犬は一対いますが少々痩せています。秩父の困民党を象徴しているのかは定かではありません。
手水舎
狛犬の間を抜け、鳥居を潜るとまもなく右に手水舎があります。湧き水という感じではありませんが、濁っているわけでもなく普通に清められました。
拝殿
拝殿と本殿が別れている構造ではなさそうです。一度令和になる前にお参りしましたが時間が悪く御朱印をもらい損ねました。
▼こちらは令和になってから行って撮影したもの。御扉の両脇に垂れ幕がありますね。
吉田椋神社の御朱印と御守
▼社務所に神職がいれば御朱印を所望してもよいでしょう。龍勢のハンコも押してもらえます。狛犬のハンコも点かれてます。意外に凝ってます。
吉田椋神社はこんな人におすすめ
龍勢祭りのときに行くとおそらくごったがえしているでしょう。それ以外であればひっそりとした神社で、限られた時間帯とはいえ神職がちゃんといるほうが珍しいくらい寂しい神社です。
とはいえ秩父事件の発祥の地といっても過言ではないこの椋神社に一度お参りしておくのも無駄なことではありますまい。
それに祭神が猿田彦大神と天鈿女命で、ヤマトタケルノミコトに因んでいるのですから古事記好きにはちょっと美味しいスポットともいえるでしょう。
ここの椋神社をお参りしたら、ほかにも秩父神社(御朱印まだもらってない)や金運成就で名高い聖神社もお参りしてみるとなお一層ご利益に預かれるかもしれません。