食器洗い乾燥機というのは水と主婦の時間を節約しますとかいうのが最初のころのフレ文句でした。今でもそうですね。
電気代はどうなんだろう?と疑問に思いつつも便利そうだからとまだ世の中にはあまり普及しきっていないであろう2002年に早々と1台目を買ったのでした。
それがタイトルにあるサンヨーのDW-SX3000という機種です。
当時は象印だの、TOTOだの、東芝だの、日立だのと様々なメーカーが競争していてくれていたのでよりどりみどりの中から一番容積で妥協できそうだったのと、何より普通の洗剤でも洗えるという触れ込みに心打たれて買いました。
そのとき以来、便利に使わせてもらっていたのですが、ある時を境にほとんど使わなくなってしまっておりました。
それは娘2人に手伝いとして交代で洗い物をさせるようにしてから使わなくなったのです。
どうやら食器洗い乾燥機に効率よく食器を並べるのが苦手であるということと、それが出来ないがゆえに適当に配置したまま洗浄した結果、ちゃんと洗えていないということになりイラっとしていたようです。
それは食器洗い乾燥機の問題ではなく、ちゃんと水の流路を考えて配置しないのが悪いのだろうとぼくなんぞ考えますが、おそらく大部分の一般の人はどう並べてもちゃんと洗えていないと嫌だという意見でしょう。
そういった理由で娘が洗い物を担当するようになってから手洗いするようになり食器洗い乾燥機はもっぱら洗った食器の単なる置き場に成り下がってました。
そして久しぶり、実際にはどれくらい久しぶりか思い出せませんが、気が向いてぼくが食器を並べていざ本来の使い方をしようとしてみたところちゃんと動きません。
水だけは節約するはずだった食器洗い乾燥機が
論理的に洗わなくなってしまったのです。どこかのパッキンがだめになったとかプラスチックが割れたとかではなさそうなのです。
どういう動きをするようになってしまったかというと、まず作動させると給水が始まります。
一定量まで給水したら洗浄が始まるはずですが、数秒洗浄の動きがあったかと思うとすぐに排水を始めてしまいます。
そして排水が終わるとまた給水です。
給水が終わると数秒洗浄が回りますがまたすぐ排水します。これを繰り返します。
ひどいときは排水と給水を同時に行っています。幼稚園児みたいなことをやらかしてくれます。
水の節約とは真逆の動きをします。食器洗い乾燥機って故障すると宣伝文句と真逆の動きをするようになるのかしら・・・
考えられる原因
故障した原因は最初不明でしたが、よくよく見るとひとつ思い当たることがないわけでもありません。
操作パネルをよく見てみると給湯というボタンとランプがありました。
説明書を読むと給湯して使うときは給湯ランプを点灯させて使うこと、給水で使うときは給湯ランプを消灯させて使うこととありました。
2002年に買って14年経とうとしていますが始めて意識しました。今まで気づかず給湯ランプを点けずに給湯して使っていました。
これが故障の原因かもしれませんが、給湯中に排水するなんてどちらかというと電子回路の暴走と考えるのが自然かと思うんですよね。給湯モードにせずに給湯して使っていたらサーモスタットが早くお湯が湧いたと判断するだけだと思うんです。
まあ本当の原因は最後まで不明かもしれませんが、思ったのはちょっと操作性が悪いんじゃないのってことです。
まだ2002年の頃はスマホとか無い時代でしたから仕方ないのかもしれません。
本当は給湯して使うのか給水して使うのか電源を入れたときにランプが点滅するなどして選択を促して欲しいところです。
おそらく現代で出ている機種はもっと先進的でこういう不便さはないのかもしれません。
次の機種を買いたいが
娘が洗い物を交代でやってくれているので必要ないといえばないのですが、それでも娘二人とも不在となると洗い物を機械にやってほしいと思ってしまいます。
新しい機種を物色してはみましたが、今ってパナソニックしか選択肢がないのでしょうか。その他は海外の有象無象(失礼)なものばかりです。
しかも2002年当時は庫内が広いのがサンヨーで買えましたが、今はどれも狭いです。
昔からパナソニックの食器洗い乾燥機はその他の会社同様に狭いと思っていましたが、今でも狭いと思います。
食器が45個入れられるとか書いてありますが、どうも納得出来ない感じです。
もう一度電気屋さんへ足を運んで庫内をよく見てみるとしましょう。