ブロンプトンのキャリアブロックを社外自転車につける方法

ブロンプトンのキャリアブロックを社外自転車につける方法

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ブロンプトンのフロントキャリアブロックはブロンプトンの自転車専用です。
ブロンプトンの自転車のヘッドチューブに8mm x 6mm x 42mmぐらい(想定寸法)のブロックが溶接されていてネジ穴が空いています。

そこへキャリアブロックをM5のビスで共締めすることにより固定するようになっています。
これを他社の自転車でどのように実現するか。

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やり方候補1

ヒントとなった製品

▼最初に思いついた方法はハンドルバーエクステンダーを取り付けるやり方の応用です。

ハンドルバーエクステンダーを取り付けたときの記事はハンドルバーエクステンダー(止まり木)つけたら拡張性大幅アップ

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ハンドルに薄い金属のベルトを巻き、片側に溶接されているナットにボルトをねじ込んで、ベルトの両側をボルトで締めながら引っ張ることによりハンドルへの固定がされるというものです。
これならばキャリアブロックの穴からビスを通して金属ベルトを引っ張ってヘッドチューブと固定し、ほぼ同様の効果が得られるのではないかと考えました。

用意する材料

いずれもホームセンターで大抵は手に入るものです。

  • Φ1mmのワイヤー
  • 幅20mm x 厚さ0.8mmぐらいの穴のあいたステンレス板(選りによってこのぐらいの仕様しかなかった)
  • M5のナット(たまたま鉄しかなかった)
  • ワイヤー締結用スリーブΦ1mm+Φ1mm

▼ワイヤー

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▼ステンレス板
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▼ナット
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▼かしめタイプのスリーブ(ワイヤー締結用)
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▼参考

手順

▼まずステンレスの板にM5のビスが通せるようΦ5.5~6mm程度に少し穴を広げます。

ドリルドライバーでも出来ますがボール盤があれば楽です。

何か所もあけましたが、実際はそんなに何か所もあける必要はなかったです。
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▼ステンレス板の一番端にM5のナットを溶接します。
溶接は誰でもできることではないのでこれは必ずしも溶接していなくても作れると思います。
接着剤や両面テープなどを使って一時的に穴とナットを固定しておければよいと思いました。
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▼ステンレス板の幅を鋸盤で狭く切って折り目もつけます。

さらにワイヤーを結んでリング状にします。
ヘッドチューブにはほかのパイプ(トップチューブ)がくっついているのでそのままでは板で囲めないので途中にワイヤーを使うのです。
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ワイヤーを結ぶ時にスリーブを使いましたが、このスリーブだと1度カシメたら2度と使えないので何度も使えるタイプのスリーブの方が便利です。
ナット付きステンレス板-ワイヤー-ステンレス板というように結んだらそれをヘッドチューブに巻き付けブロックを噛ませながらM5のビスで締めるというわけです。
ビスで締めた時に板-ワイヤー-板を引っ張りながら締めるように予め長さはぎりぎりに短くしておく必要がありました。
しかしぎりぎりに短くするとビスが届かなくなるというジレンマが生じました。
M5のビスでもっと長い物を調達して使うという手もありますが果たして板-ワイヤー-板をぎっちりと引っ張ってテンションを張れるか不安でした。
ですので第二のやり方に挑戦することにします。

やり方候補2

ヒントとなる考え方

ブロンプトンの自転車ではヘッドチューブに細長い部品が溶接されており、そこには雌ねじが切ってあります。
同じ状態にできればキャリアブロックを取り付けるのは簡単でしょう。
ですが細長い部品をヘッドチューブに溶接するのは危険すぎます。万一熱をかけすぎたら変形してハンドルが回らなくなり自転車そのものが使い物にならなくなるリスクがあるので溶接はしません。
では溶接ではなくやり方候補1と同様にワイヤーで引っ張っておくというのでどうでしょうか。

用意する材料や道具

  • アルミの適当な端切れ
  • 穴をあける道具(ボール盤ならベスト)
  • M5タップとハンドル
  • Φ1mmのワイヤー
  • サーキュラースリーブ(やりなおしできるように)

▼アルミの適当な端切れ

こんなのが都合よく近くにあったのでラッキーでした。
厚さが8mmとほぼキャリアブロックの隙間にぴったりなんです!

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穴をあける道具(ボール盤ならベスト)
▼M5タップとハンドル
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候補1と同じΦ1mmのワイヤー
▼サーキュラースリーブ
これは小さいネジで締められるようになっていて何度もやり直すことができます。
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手順

▼板に穴をあけタップを切ります。

ボール盤を使って穴と穴の距離26mmでΦ4.6mmの下穴をあけます。

そこへM5のサイズでタップ(ネジ山)を切ります。

最後に切断しないと大変ですから切断は最後です。

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▼12mm(切断による)x8mm(無加工)x40mm(削り)の棒状のアルミブロックを何とか作りました。

写真ではネジと垂直に小さな穴があいていますが、当初はここにワイヤーを通そうと思ったのです。

しかし考えてみたら幅が狭すぎるので重みに持たないと判断して、ネジ穴より外側にワイヤーを通すことにしました。

ネジ山の穴と垂直方向に2か所溝を彫ります。この溝は糸のこで彫りました。
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▼ブロンプトンのキャリアブロックの空間に入れてビスで固定してみるとこんな感じになります。
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▼ヘッドチューブにCLEANSPEEDのエンブレムが貼ってありましたが剥がしてしまいます。

キレイにしないとデコボコして当然ながら安定しません。
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位置を決めてアルミブロックをヘッドチューブに固定します。
固定はワイヤーとスリーブを使います。
ワイヤーをブロックに切った溝に通します。
できるだけきつく締めます。ワイヤーを両側からきつく締めてサーキュラースリーブで固定するときは一人では作業できないので助手が必要となります。
アルミブロックを固定できたらあとはキャリアブロックを純正と同様に取り付けていくだけです。

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▼写真に写っている円筒状の部品がサーキュラースリーブで、マイナスドライバーによりイモネジでワイヤーを固定する仕掛けです。
これならマイナスネジ部を痛めない限り何度かは間違いなく締め直しができます。
ワイヤーの末端を始末していませんが、いずれ末端用スリーブで始末するつもりです。そこまで用意していませんでした。
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▼そしてキャリアブロックをビスで固定してみます。
これはグリグリビスで締めると手作りのアルミブロックが引っ張られ、それによってワイヤーにもテンションがかかりきつく締結されるというわけです。(たぶん)
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▼当初考えていた通り、前輪のブレーキワイヤーとバッチリ干渉しますが、取り付けたキャリアブロックが負けておらずブレーキワイヤーがしなるだけです。

これで乗ってみましたがブレーキワイヤーのテンションを調節すれば大丈夫そうでした。
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考察

まだバッグを付けていないので本当にこれでいけるかというと100%確信は持てませんが、大丈夫なのではないかと思ってます。

ですから近日中に今度はブロンプトンのバッグのいずれかを買って取り付けてみようと思います。

今日の吉田哲也はこう思った

今回の改造はなかなか勇気の要るものでした。

ブロンプトンのキャリアブロックはそれだけで4000円近くします。

取付できるかどうか分からないのに買って失敗したらパーですから。

でもなんとか取り付けられてよかったです。

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