ある日どこかのブログでiPad用アームを買ってMacのディスプレイの隣に設置したらいい感じだったというような記事を読みました。
その記事を見てああ、いいなあと思いましたが、いやこれは自動車の運転席そばに設置して使うべきだろ!と思いすぐ注文して買いました。
自動車の運転席付近につけるといってもそんなに簡単ではないのですが、概ね完成したので紹介します。
西武警察のマシンRSの車内にあったコンピュータを見て自動車内でのコンピュータ操作に憧れていたのはぼくだけではないはず。昭和40年前後に生まれた人はテレビにかじりついて西部警察を見ては「日産車ほしいわあ」と唸っていたのではないでしょうか。
で念願叶ってうれしいです。
良い子は運転中には操作しちゃいけませんよっていいうオチが待っていますが、良かったら最後までご覧ください。
いろいろなiPad車載固定具
まずは西武警察のマシンRSの紹介動画がありましたので紹介します。
西武警察で三浦友和扮する沖田刑事が主に乗っていた記憶がありますが、運転中にコンピュータを操作する姿に憧れたものです。
そして時代は変わりあんな大型のコンピュータと同等あるいはそれを凌駕する性能をもつiPadがわれわれ庶民の手に入るようになりました。
それをコックピットで使わない手は無いでしょう?ということで挑戦です。
以前から物色していたので、いろいろあるのは知っており結構迷っていました。
(写真はAmazonへリンクされています)
サンワダイレクト iPad Air iPad4 (第4世代) タブレットPC 車載ホルダー 200-CAR010 [フラストレーションフリーパッケージ (FFP)]
▼これは良く似ていますが、固定金具が車載専用設計っぽくて、飽きたとき家の中で据え置きという切り替えが簡単に出来ないかと思って止めました。
サンコ- 車載用くねくねiPadスタンド2 OR493PD4
▼これも面白いと思いましたが、カップホルダーを塞ぐのはちょっとNGかと思って却下しました。
ARKON 回転式 車載ホルダー(カップ・ドリンクホルダータイプ) / iPad mini,iPhone5,iPhone4S,iPod classic/touch,スマートフォン用
▼これはiPadに対して支える板が大きすぎる気がします。
サンコ- CAR LAPTOP HOLDER for iPad CLH321
▼アームがここまで長いとたぶんタップしたとき動きすぎると思いました。
iPadを車に取り付けられる 車用 助席 取り付け タブレット スタンド 車載スタンド
▼頑丈そうでいいんですけど、我が車のダッシュボードには貼るスペースがなさそうでした。
i-Beans iPad iPad2 車載用スタンド 8インチ / 9インチ / 10インチ用対応車載用(962-1)
他にもいろいろあってここでは紹介しきれません。
興味があったらあとでなにか探してみるのも良いかもしれません。
AmazonでiPad車載を検索する。
iPad用アーム内容物
約3500円でした。
製品仕様:
カラー:ブラック
アーム材料:鋼鉄
360度調整:可能である
対応:iPad 2/3/4、iPad 、iPad Retinaディスプレイ
アームの長さ:55cm / 21.6 in
クランプの最大厚さ:4cm / 1.57 in
アイテム重量:902g / 31.8oz
パッケージサイズ:29.21 * 25.4 * 6.71cm / 11.5 * 10. * 2.64in
パッケージ重量:1111g / 39.2ozセット内容:
1 * iPadホルダー
1 *取り付けクランプ
1 *フレキシブルアーム
4 *ケーブルクリップ
1 *取扱説明書
1 * iPad保護ファイル
引用:TaoTronics TT-HS03 iPadスタンド 卓上/ベッド上360度調整可能なフレキシブルアームスタンド iPad 2、iPad 3、iPad 4に対応
▼パッケージを開けるとこんな感じに入ってます。
▼アームをテーブル等に固定するコの字クランプ部分の最大幅は40mmです。
▼アームを付けられる雌ねじ部分は垂直に2箇所あります。
コの字クランプを横向きにつけても縦向きにつけてもアームの取り回しがしやすいように考えられてますね。
▼ボールジョイントの部分です。
アームの先端がボールになっていてiPadホルダーの真ん中に嵌めるようになってます。
ナットをあらかじめアームに通しておいてからボールをホルダーに嵌めて締め付けます。
▼iPadの裏側を保護できるシールも付属してます。
もっともこれは後日談ですが、上手く貼れずに結局捨てましたが。
助手席側フロントシートの足下への設置検討
▼まず自動車のコックピット付近に取り付けるには相応の頑丈な土台が必要です。
自動車の場合、振動が相当あるのでグラグラ揺れた時に土台がポキっといってしまっては元も子もありません。
ということでまずはしっかりしている代表格である座席の足部分への取り付けにトライします。
▼プラスチックのカバーを外して金属部分をむき出しにしてみます。
ここなら頑丈さには期待できそうです。
実は当初ここのボルトを外して適当な金属板を共締めして、その金属板に固定金具をつけようかとも考えました。
ですがここに合う適当な大きさの金属板が目下のところホームセンターで見つけられていませんので、とりあえず断念です。
▼座席を固定しているブラケットにコの字クランプを取り付けてみました。
まあまあいい感じで固定されているかなと思えます。
ちょっとネジ穴の向きがイマイチですが。
ネジ穴の部品の向きを変えることはできなくはないかと思いますが破壊の恐れもあったのでやめました。
▼で、固定金具にアームをつけてみました。
まあまあの位置なんですが微妙に短そうです。
▼さらにiPad取り付け板をはめてみます。
それなりに付いた感じではあります。
▼ではiPadを実際に装着してみますね。
うーん、停車中はこれくらいでも普通に操作はできると思うんですが、ちょっと低いと感じるかもしれません。
▼もう少し引いて見てみると、やはり少し低いのではないかと思いますね。
使えなくはないですがイマイチ不満です。
センターの物入れドアへの設置
ではステップワゴンRG
独自のセンターポケット足元のドアでどうでしょう。
深さ150mmぐらいの小物入れでフタが下を支点にして手前と奥とで30mmぐらい動くものです。
厚みは10mmぐらいあるので掴むには十分なのですが、いかんせん樹脂なのでアームの重みでバキッと逝くおそれがあります。
そこで今回は車内になぜか無造作に転がっていた折りたたみのガラケーを横にして一緒に掴むことにします。
▼これなら掴み代が擬似的に広くなりますから小物入れ側のフタへの圧力を分散できます。できるはずです。
▼iPadを設置してみます。
だいぶ高い位置にきてます。
まあまあ使いやすい位置ではあります。
ただ、本当に使いやすい位置はこの写真でいえばシフトレバーのあたりですけど、ちょっと届きません。
▼少し引いて見たところです。
概ね良さそうなんですけど、実用できるかどうかはまだ微妙です。
▼アーム付け根部分はこうなってます。
幸い電源はすぐ近くのシガーライターソケットからUSB電源を取ることができます。
Lightningケーブルを捕捉する部品
▼付属品でアームにパチっとはめる部品が3個ありますのでケーブルとアームを緩く固定できます。
ただしアームへの抱きつきテンションがかなり緩めなのでしばしばポロッととれてどこかへ行ってしまうことでしょう。
あまり期待できる部品ではないです。
今日はこう思ったよ
完璧ではありません。アームの長さが長くなればそれだけiPadの安定性とトレードオフになりますので。
ただ、結構手元で操作できるようになったので概ね満足です。
▼これなら運転中にiPadでブログも書けちゃいます。
ツウィートもできちゃいますよ。「渋滞なう」とかね。
なんて書いてますが、運転中はスマホやタブレットの操作をしてはいけませんよ。
ましてや運転中にブログを書くなんて言語道断です。
ブログを書くときはどこか安全なところに停車して書きましょう。
もっとも安全なところを見つけて停車するころには閃いたことを忘れているんですけどね。
orz
運転中にガシガシiPadを操作するような誤解を招くことを書きまくりましたが、あくまでシャレですので誤解しないでください。
安全第一です。
停車中にいじり倒しましょう。
補足(蛇足)
今回紹介したiPadフレキシブルアームスタンドは本来自宅のベッドなどの安定した振動の少ない場所で使うべきものなんですが、無理矢理車内でつかえるようにしました。
わが自宅でのiPad固定には、こんな「どっちもクリップ」で間に合わせてます。
正直言って自宅用はこれで十分かなって気がしてます。
【追記】月日が経って落ち着いて現在は家の中で自転車を漕ぎながら映画鑑賞もできるという使い方をしています。