群馬県をはじめとする北関東の代表的な方言(土地言葉)といえばだいたい誰もが思い浮かべるのが「~だんべ」。そう、ぼくも子供の頃は普通に「~だよね」という表現を「~だんべ」と話していました。
「だんべ」が北関東特有の言葉であると知り、いつの頃からか「だんべ」を自然と使わなくなって久しいですが、今回訪れたイタリアンレストランは群馬県らしく「だんべ」を見事に堂々と主張している「ダンベーナ」というお店でした。
ま、そんなネーミングだから大した店でもなかんべーなって思って行ってみたらまったく良い意味で期待を裏切られた今年の暫定1位にさせていただくお店でした。
ちょっと家から遠いけどまた是非来たいお店と呼ばせていただきます。
どんなお店だったか、食べ物だったか紹介します。
群馬県みどり市のダンベーナというお店
外観
写真は裏の駐車場からしか撮りませんでしたが、表の街道沿いにも数台停めておける駐車場があります。気付かず裏の駐車場へ停めて裏の入口から入りました。表と裏と2箇所入り口があるようです。
▼これは裏の入口ですがここだけ見ても十分イタリアンレストランの表玄関として疑問は感じません。
店内
▼土地が広いせいか店内もけっこう広いです。席は30席ぐらいでしょうか。オープンなホールと壁で仕切られた個室っぽいところとあります。4人で入れば個室に通されるかもしれません。
メニュー
▼サラダセット1180円(税込)~スペチャーレセット1800円(税込)とランチタイムは4段階のコースメニューがありました。
▼ざっと表にするとこんなふうになります。
サラダ セット |
アンティパスト セット |
ドルチェ セット |
スペチャーレ セット |
|
---|---|---|---|---|
季節のサラダ | ○ | ○ | ○ | ○ |
パン | ○ | ○ | ○ | ○ |
自家製スープ | ○ | ○ | ○ | ○ |
前菜の盛り合わせ | – | ○ | – | ○ |
好きな料理一品 | ○ | ○ | ○ | ○ |
選べるドルチェ | – | – | ○ | ○ |
ドリンク | ○ | ○ | ○ | ○ |
価格 | 1180円 | 1500円 | 1500円 | 1800円 |
食べもの
▼サラダ。美味い。
▼前菜。超美味い。これかなり手間かかってますよ。これだけで1000円ぐらいの価値ありそう。
▼スープとパン。超美味い。
▼秋の揚げナスとポロネーズ。超絶美味い。
▼キャラメルのブリュレ。
▼表面のカラメルがパリパリに焼かれていて中のムースの苦味と相まって超絶美味いんです。
▼紅茶はアールグレイと言っていたかな。美味い。
おこがましくも総評
いやあ参りました。どうせなら一番高いレベルと思ってスペチャーレセットを頼みましたが、これで1800円は安すぎます。かといって値上げしてほしくはないですけど。
どれもこれも美味しくてうっとりするは、唸ってしまうはで参りました。
おそらくこのレベルの食事を東京でいただいたら軽く2500円は普通にとられるかあるいはもっとでしょう。
シェフはもしかしてイタリアか或いは日本の有名どころで修行した経験がおありなのではないかと思いました。
まあとにかく美味かったです。群馬のこんな奥地か僻地(失礼)で美味しいイタリア料理がたべられるなんてラッキーでした。
家からはちょっと遠いんですけど是非また訪れたいお店です。
すでに10月中旬過ぎですが今年の暫定1位決定です。
勝手なチェックポイント
- 外観:普通のイタリアンレストラン
- 店内:ワインやら写真やらオシャレに飾られている
- 雰囲気:クラシック
- BGM:ゆったりしたイタリアっぽい音楽
- 駐車場:30台ぐらい
- 駐輪場:どこでも可
- 漢一人:大丈夫そう
- コーヒーの味:飲んでない
- トイレ:普通
- 分煙:酒飲めるからタバコありかも
- 特記事項:4人以上で予約すれば個室取れるらしい
店舗情報
営業時間 :ランチ1130~1430 ディナー1800~2130
定休日:火曜日
追記 2ヶ月後再訪
やっぱり素晴らしいコスパが忘れられなくて年内に再訪してしまいました。
▼前菜はいろいろあってわかりませんが、手前のピンクっぽいのがうさぎの肉だそうです。うさぎを食うのは初めてですが淡白な味です。
▼パスタはアマトリチャーナというベーコンと玉ねぎ入りのトマトソースのスパゲッティでした。名前はシャレてますが、中身はよく見たらベーコンと玉ねぎというあまり面白みのない具材でしたね。
でもおいしかったですよ。
▼デザートは先日のメニューには載っていなくて今回撮り損ないましたが、洋なしだったかのムースケーキです。これも超がつく旨さでした。
▼あこがれのロケットニュースみたいな写真を載せてしまいます。本当は顔出しNGなんですけど。
といことで今回は店名である「ダンベーナ」の理由をはっきり聞きました。
想像通り上州弁からとっているそうでイタリア語ではダンベーナという言葉は存在しないそうな。
でもイタリア語に聞こえるから不思議です。
もしかして遠い昔、このあたり上州とかのイタリアは交易があったのかもしれませんね。