東行庵という施設が下関市にあります。高杉晋作にまつわる記念館を始めとするいくつかの史跡があつまっているところです。
高杉晋作=東行という話はあえてここでは説明しません。調べてください。
現地に行くまではそんなに数え切れないほどアトラクションが待っているとは想像していませんし、予習も疎かでした。
しかし実態はすごいです。まじめに見たら一日かかりそうです。そう、ディズニーと肩を並べるアトラクションの数です。
東行庵
そもそも東行庵て
東行とは高杉晋作の号でして、最初は山縣有朋がこの地に草庵を設けましたが、高杉晋作の死後愛人だった「おうの」が出家したためここを彼女の譲ったのだとか。おうのはこの地で死ぬまで高杉晋作を弔ったそうです。
で、いったいどんな施設がこの東行庵の境内にあるのか?
例えば高杉晋作歌碑やらおうの初代梅処墓だとか史跡高杉晋作墓だとかあります。
そういえば高杉晋作の墓って萩の東光寺にもありました。▼これね。
ということで歴史的に偉大な人は分骨されているのか何なのかあちらこちらに墓がありますが、崇拝者はお参りが大変です。
場所と駐車場と入場料
東行庵の場所はここ▼です。
史跡・高杉晋作墓所 花の寺 宗教法人 東行庵
駐車場は道を挟んで反対車線側にあります。数十台程度は停められますから特に心配はいらないでしょう。
東行庵境内への入場料は無料です。境内に東行記念館がありますが、そちらは観覧料が一般300円(2018年時点)です。
境内
参道というかメインの入口通りを歩いていくと右手に東行庵があるはずでしたが、見損ないました。正面には高杉晋作銅像が立っています。
高杉東行銅像
思い起こすとここのほかにも高杉晋作の銅像はあったのではないかと思っていますが山口県てほぼこの高杉晋作と吉田松陰で観光客の過半数を呼び込んでいるのではないかと思います。偉大です。
彼も後にこれほど観光客を呼ぶパンダになろうとは思っていなかったでしょう。
っていうかパンダとか呼んでないでちゃんと偉業を知らないと駄目ですよ。ぼくは一応読み物は読みましたが人に説明はできません(笑)
東行記念館
東行記念館は有料です。といっても300円(2018年)です。
無料の施設だらけの場所へ行くとついつい有料の施設を優先して見なければという気持ちになるから歴史探訪旅行って不思議です。おそらく有料にするということは何かあるのではという期待が働くのでしょう。
一階二階と展示品はいろいろありますが、ボリュームはそんなにありません。
外を散策すると木々がいっぱいあり中には樹齢300年という楓の木があったりします。
高杉晋作の墓
そして高杉晋作の墓ですが、どちらが本物とか野暮なことは考えないことです。
大切なのはその精神がここに宿っているということを噛みしめることです。ちょっとなにいってるのか自分でもわかりませんね。
▼司馬遼太郎の記念碑もありました。この石碑の土台部分は山口県の形だそうです。
まとめと感想
鬱蒼と生い茂った森の中をぶらぶらと歩きながら掘り出し物、というか珍し物好きが触手を動かすものを探しつつ40分かそこらいたでしょうか。
さすがにディスニーランドと互角なボリュームの園内を40分程度では見きれないといえます。
高杉晋作の偉大さは確かに感じるのですが、それより彼の偉業で食ってる山口県ってラッキーだなっていうほうに感心が大きいです。
現代の山口県民がぜんぜん偉くないとはいいませんよ。ちゃんと過去の資産を大事に保存して世界中からくる観光客をあたたかく迎えてくれる準備を脈々と続けてくれているのですから。