パスタ。
前橋ではパスタ戦争が勃発しています。そのパスタ戦争に終止符を打つべくときどき斡旋に出向いていますが、なかなか各国(お店)の言い分がまとまらず決着がつきそうにありません。
今回はそんな前橋パスタ戦争の第三次大戦の舞台となるシャンゴさんを訪れてみました。果たして戦果はいかに。
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ことの起こり
そもそもなぜ前橋ではパスタ戦争が起こっているのか?前橋を始めとする群馬県民はパスタが大好きだとテレビで報じられてからというもの前橋・高崎を中心にパスタ店が続々と名乗りをあげ、「われこそは県内一のパスタ店である」と怒号をあげたとかあげなかったとか(ホントか)
そしてあるお店でまさに宣戦布告している紙を見つけたのです。
それがわたくし最初に訪れたパルティーレというお店でした。
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そのパルティーレでの名指しによる宣戦布告を見て、これは「ネタになる」と考えたかどうかは別にして「では本当の王者はどこか」ということに大変興味を持ち、ことあるごとに前橋に出張り本当はうどんを食いたい気持ちがあってもパスタ店を食べ比べすることにしたのです。
そしてどこが王者か判定が下されるまでパスタ店行脚は続きます。(勝手に判定するのはあくまでワシだが)
外観
という経緯を説明したところで、今回のお店シャンゴさんも一見するとただのファミレスよりちょっと凝ってるかなっていう見た目外観です。
関係ないんすけど、シャンゴっていう店名をずっとジャンゴだとばかり思っていて検索してもあんまり出ないなあ、妙に変だなあと思ってました。ジャンゴっていうのはジャンゴ・ラインハルトっていうミュージシャンがいたりその人にちなんだジャンゴっていうジャズの名演奏が多数あったりしてジャンゴっていう発音のほうが圧倒的に自分にとって親和性が高かったものですからジャンゴだと思い込んでいたんです。
これを機会にシャンゴさんも僕との親和性を高めるために店名をさらっと「ジャンゴ」に変えてみてはどうでしょうか。きっとシャンゴよりジャンゴのほうが検索ワードとしてはヒット率高いと思いますよ。
それにジャズ好きが「なになに?」って興味で訪れてくれる率も多少上がるのではないかないと無責任に想像します。
店内
混雑は大嫌いなので一応ランチタイムをちょっと過ぎた2時ぐらいに行ったんです。駐車場は満車ではなかったのでこれは待たずに座れると確信しました。なにしろ前橋あたりではグループ利用でも1人1台のマイカーで訪れることが多いため駐車場は満車でも店内の席はガラガラに空いているということがままあります。
ここまで読めば駐車場が結構空いているということは店内はなおさら空いているだろうということが容易に想像できますよね。
案の定といいたいところですが、1卓空いたばかりでとりあえずすぐ座れました。
テーブルにクロスがかかっているところがそこらのファミレスより多少高級感があります。
▼レジ付近にはケーキのショーケースなんてのもあってやっぱりちょっと違う店だなと匂わせます。
メニュー
▼適度に空腹でしたがガッツリ食える年齢ではないということと、あまりメニューで迷いたくなかったので月替りメニューというのをすぐに頼むことにしました。
なんと6品もついていて1280円です。お得感満載で闘争心むき出しといったところです。
なかなか良心的な価格設定ではないでしょうか。
▼その他には普通のスパゲッティのメニューもあります。スパゲッティ1品とデザート1品頼むぐらいなら上記の月替りのほうが安くいろいろ食べられるのです。
食べもの
▼まずはコーヒーです。月替りセットのドリンクの選択肢には水出しコーヒーという珍しいものがあったのでそれを頼みたかったのですが、生憎品切れとのことで普通のブレンドにしました。
最初に飲み物を出してもらう主義です。理由は忘れられるのが嫌だから。
▼次はサラダです。コーヒーに引き続いてサラダとスパゲッティはそれほど待つことなく届けられました。
まあまあの美味しさです。田舎は野菜が新鮮であるという神話に基づいて心は素直にその神話を受け入れます。
▼セットのスパゲッティなんてどうせ少ないだろうなあと思っていたら、さにあらず。渋谷あたりで食う1100円ぐらいのスパゲッティとおそらく同じぐらいの量ではないかと思います。もちろん大人のオトコが満腹になる量ではありませんが、セットの抱き合わせ品と合わせれば問題ないというか十分な量です。
さすが地価の違いがこういうところで如実にでます。
やや細麺ですが扱い難いほど細くはなくなかなかちょうど良いのと、味はややピリっとスパイシーに辛くておいしかったです。生姜が効いていたと思います。
▼さて次は甘鯛のソテーです。実は恥ずかしながらわからないのですが、イタリアンレストランなのできっとイタリア料理なんでしょう。なぜかちょっと冷めてました。もっと熱ければさらに美味しかったのではないかと思います。
さらにこの緑色は一見バジルの味かなとおもいきや、パセリによる色付けです。
メニューにはバジル風味とありましたのでバジル味を期待してしまっていましたが、あくまでバジルは風味です。バジルはパセリより高いですから。ベースはパセリ味であくまでバジルは香りづけです!!
それにしてもパセリ味のソースは苦い!最初バジルの味を期待して口に入れただけにちょっとびっくりしました。
▼パンとライスとを選択できましたが、スパゲッティも食べますのでライスを食うよりはパンのほうがいいかなって思ってパンです。
▼さらに最後は選択デザートのコーヒーゼリーサンデーが来ました。もうこの頃になるととっとと帰りたくて不味くはなかったとしか覚えていません。
おこがましくも総評
月替りとか日替わりメニューというのを頼むお客さんは一般的に時間を惜しんでいる人が多いと思います。少なくとも私はそうです。
日替わり月替りで決まっているメニューはある程度の販売数を見込んで毎日予め作りおきをしておくことを経験から知っています。
にもかかわらずこのシャンゴさんはスパゲッティが出てくるまではまあまあ普通の早さで出てきたのですが、スパゲッティが出てきてから次の甘鯛のソテーが出てくるまでに約40分待たされました。なんで時間を覚えているかというと写真を撮るとタイムスタンプが残るからちゃんと正確にわかります。
いくらコース料理と言っても1つの皿が出てから次の皿が出るまで40分は長すぎではないでしょうか。
店内がランチタイムで超絶混んでいたのかというと決してそんなことはなく帰り際に店内を見たら約半分の卓が空いていました。おそらくその前からある程度席は空いていたのではないでしょうか。
さらにホールのスタッフもホールを給仕に回っているのではなく、スプーンを拭くなど作業している音が聞こえピークは去っているというのが想像できました。
それでいて40分待ち、しかも催促してから出てきたので黙っていたらもっと待たされたかも。うーん、これは料理の味云々以前の話ではないかと思いましたが、考えてみたらここはイタリア料理店です。シエスタで休まれていても文句は言えないところですか。
群馬はパスタ激戦区だからパスタの出てくるのは早いだけでそれ以外は遅いのかなあ?シエスタ時間を避ければもっと早いのかなあ?
スパゲッティの味が結構よかっただけに残念です。
コーヒーも飲み終わり、水で繋ぎスマホいじりで暇潰すしかないっす。
あとはトイレのすぐそばにも席があって、もしそこに通されたら嫌だなと思う近さでした。匂いはしなさそうでしたけどね。
チェックポイント
- 外観:普通のファミレスよりはちょっとおしゃれ
- 店内:ファミレスよりおしゃれ
- 雰囲気:イタリアン
- BGM:たぶんイタリアンポップか不明
- 駐車場:20台ぐらい
- 駐輪場:適当
- 漢一人:大丈夫
- コーヒーの味:普通
- トイレ:西南向きでたまたまだが超明るかった。そこそこ清潔感あり。
- 分煙:全面禁煙ぽい
- 電源:なし
- 特記事項:シエスタ有り?