日比谷に行く機会がありまして、ちょっとどこかでお茶をしようということになりました。
そこで地下鉄日比谷駅からすぐのニッセイビル1階にテラス席もあるオシャレっぽいカフェがあったので利用してみました。
どうせカフェを利用するならあまり有名店よりマイナーを選択するべきですよね。ブログを嗜むものとしては。
ということで外観の第一印象とは最終的にはちょっと違う印象、つまり絶滅危惧種なのではないかと思われる日比谷のオフィス街のカフェをご紹介です。
全面禁煙にしないのは路上で喫煙できないリーマンの癒しの場としたいためでしょうか。
外観
▼立て看板やらメニューのカラフルさから見てこれはオシャレなカフェではないか?と期待できます。
なにしろリーマンの集う日比谷です。近くには宝塚劇場もあってセレブっぽいマダムたちも利用することがあるかもしれません。
店内
店内入ってまず「分煙ですか」と聞きました。
それというのもここ千代田区は路上喫煙禁止であるということと、店内で喫煙している人の姿が見えたからです。
きっと路上喫煙できないリーマンたちが喫煙できるところを探して喫煙可なカフェにたどり着くだろうということは容易に想像できますね。
幸い「分煙あり」だそうで禁煙席の方に案内してもらいました。
▼しかしそこは禁煙席というよりは「タバコ吸いたくない人のために一応席は用意しましたからどうぞ使ってください」と言っているようなスペースです。
柱と観葉植物の向こうはニッセイビルのロビーですw
▼一方、喫煙できるスペースはといいますとこのガラスの内側の「本来の店舗」と思われる空間です。
このガラスと扉がここまでがお店でしたということを如実に雄弁に物語っていませんか。
後付けしたような場所が禁煙席です。逆じゃないの?って目を疑いましたが店内ではタバコ吸ってる人がいて、こちら側の「店の外」みたいなところの先客はタバコ吸ってません。
喫煙者優遇か?
メニュー
▼気を取り直して何か美味しいコーヒーとスウィーツでもいただきましょう。
真っ先に目に入ったモーニングセットがフレンチトーストとサラダと飲み物で800円というので手頃かなと思って即決しました。
即決したのはあとから思えばおそらくさっさと決めてさっさと食べてさっさと退散したいという本能が働いたのでしょう。
食べもの
▼さて、ほどなくして出てきたフランスパンのフレンチトーストとサラダと紅茶です。
フランスパンて耳が硬いんですね。
フレンチトーストになれば耳までフニャフニャに柔らかくなっているものだと勝手に想像してました。耳は硬くて噛みごたえありです。
▼紅茶を今回はいただきましたが、紅茶はコーヒーより旨い不味いがはっきりわかりやすいのでしょうか。
コーヒー好きなので普段は大抵のコーヒーは可もなく不可もなく飲みますが、紅茶については香りがないと安物のティーバッグってすぐ思い込んでしまう癖があります。
もちろんこちらのcafe a la tienneさんが安物のティーバッグだと決めつける客観的根拠はありません。ただ家で飲んでる安物のティーバッグと同じ味に感じたというだけの主観的な話です。
おこがましくも総評
日比谷というとオフィス街だからサラリーマンからOLやらで客足の途絶えることはないのかな?と思いました。
安物のティーバッグで淹れたような普通の味が都会の喧騒から妄想の世界に旅立ってしまいそうなぼくの心を消耗する東京という現実に引き戻してくれるような味わいです。
終わったか終わらないかで口の中に食べ物が入っていてまだ噛んでいるというのに抜く手も見せず速やかに皿を下げてくれる気遣いにはただただ唖然とするばかりです。
さすが日比谷。
いろいろと悪いイメージっぽく読み取れることばかり書いてしまいましたが、良い点も同じくらいたくさんあります。
まず椅子が柔らかいということがいえます。背もたれは高くありませんが、ルノアールっぽいフカフカ柔らかな椅子ですから座っていてくたびれません。ゆっくり寛ぐことはできます。
あとは場所の利便性です。日比谷駅からすぐ近くですから日生劇場や宝塚劇場にでかけたときの休憩する場所としてはそこそこ好立地といえます。
しかもタバコを吸う人なら店内で寛げますから最高かもしれません。
チェックポイント
- 外観:オシャレなオープンカフェ風
- 店内:アメリカンな感じで悪くない
- 雰囲気︰どうでもよろしい
- BGM:なんか覚えてないけどロック
- 駐車場:ビルのあるから
- 駐輪場:無し
- 漢一人:無問題
- コーヒーの味:飲んでない
- トイレ:使ってない
- 分煙:喫煙席は母屋、禁煙席は離れ
- 特記事項:食べ終わるか終わらないかで皿を下げられるのは気分良くないね。
店舗情報
自分は二度と利用しないですが一応載せときます。
余談
東京都内でまだ以下のカフェより素敵なカフェには出会ってません。