久しぶりにAmazonの出品者から商品レビューしないかというお誘いがありました。
今回紹介するバッテリーつきハンドルバースマホホルダーです。この手のコラボ製品はその名前を呼ぶときに毎回迷ってしまいます。
バッテリー付きスマホホルダーと呼ぶべきか、スマホホルダー付きバッテリーと呼ぶべきなのか、はたまたハンドルバーマウント機能付きスマホホルダー型バッテリーとでも呼ぶのか。
まあ、呼び方はさておき概ね画を見ればどんなものか一目で想像できるでしょうから、くどくどと説明するのもバカバカしいほどなんです。
それでも無料で商品を提供してもらった以上謹んでレビューをさせていただきましょう。
こういうコラボした商品は好きです。
世の中には単機能こそシンプルだ!シンプルライフこそ現代人のベストな選択だなどという人が一定数いると思いますが必ずしもそうではないと思います。
単機能が良いの?じゃあ車にオーディオ要らないよね?車にエアコン要らないよね。という反論はほとんど考えることなく反射的に思いつきます。
単機能だけでは面白くなく、バッテリーとスマホケースとハンドルバーマウントなんていう3つの機能を融合させたこういう商品を手にできる幸せを噛み締めながらレビュー本文スタートします。
自転車ホルダー モバイルバッテリー搭載 10000mah 大容量 スマホホルダーレビュー
開封と外観
▼ちょっと小粋な箱で到着です。しかもこの箱の上面がドアのように開閉し下に窓があって中身が見えるようになっています。おそらく店頭でも売られている状態なのでしょう。
▼使い方がすぐわかるようにスマホの形をしたボール紙のダミーが取り付けられています。
▼中身はこういうシリコーンでできたバッテリーケースです。ベルト部分がくるっとしていてハンドルに巻きつけてさらにバッテリーケース部分のフックに引っ掛けてベルト固定します。
▼ダミーを取り外すとホルダー部分が姿を表します。段々の形に成形されていますがここがまったくフラットだとスマホやバッテリーの熱をうまく逃がすことができないのでしょう。放熱フィンのような役目をするためにこのような形になっているのだと思います。
▼台紙にはスクリーンサイズ4〜6インチのスマホに対応と書かれています。が、手元のiPhone5sを入れてみたところグラグラに緩くてとてもそのまま使う気にはなりません。4インチのスマホなんて今時ほとんどみかけないと思いますが明らかに緩すぎるんじゃないのかなって思います。
▼これiPhone5ですが縦方向がぐらぐらで使うの怖いです。
▼側面にはUSB電源出力とmicroUSB電源入力の端子があり、LEDが1つあります。バッテリーにLEDがついたものをしばしば見かけますが何の意味があるのかよく不明に感じていました。これの場合自転車のハンドルに付ける目的があるので夜間に照らせて便利かなと思います。
▼横にあるボタンを一度押すと内部残量インジケーターが光ります。
▼好奇心からバッテリー本体をケースから出してみるとこんな形です。普通です。どうせなら手持ちの他のバッテリーも入れられれば良いなと思っていましたがそう簡単にサイズが合うものではありません。このバッテリーが消耗しきったら終わりです。
スマホつけてみる
▼5.5インチのスマホをケースなし、つまり裸にして入れてみたらやっと入りました。6インチなんてとても無理でないの?って思いますがベゼルが狭いスマホなら入るのかな。
▼裏側です。掴み方は申し分なくがっちりとしています。ただがっちり掴んではいますが▲上の写真をもう一度見るとホームボタンとカメラが死んでます。ホームボタンが指紋認証だったりするともうね・・・
そういう目でもう一度▼下の写真を見ると!カメラが死んでるかもな。
充電してみる
▼付属のマイクロUSBケーブルは絶妙にちょうどよい長さになってます。TYPE-Cアダプタをつけていますがそれでもなんとか接続できてます。
これは毎度自転車乗りながら充電するとき感じるケーブルの煩わしさが最小限に抑えられていいです。
▼USBケーブルでスマホと接続するとチャージ開始の合図としてインジゲーターが点灯します。
▼これらをケーブルはスマホを掴む部分に、アダプターはバッテリーケース内にそれぞれ固定すれば一式揃います。
2つのUSBポートに稲妻アイコンが1個と2個と彫られておりまして1個のほうは出力1A、2個のほうは2.1Aとのことです。両方同時に使うと合計で2.1Aの出力だそうな。
▼このぎりぎり短いmicroUSBケーブルとLightningアダプター、USB TYPE-Cアダプターのセットがいい感じにみえてきました。
▼スマホの画面でちゃんと充電してることが確認されました。
自転車につけてみる
▼毎度のように猫の額ほどの庭での撮影なのですが、我が愛するクリースピードエスプレッソのハンドルに取り付けてみました。
スッゲーごついけどまあいい感じです。
▼かつてこのハンドルに手作りのスマホホルダーを取り付けて(その後性懲りもなくマイナーチェンジまでやってる)同じように写真を撮って当ブログに公開したこともありましたが時代の流れとともに既製品を喜んで使うようになってしまいました。
▼スマホ正面(真上)から見たり、斜め上から見る分にはバッテリー部分があるだけ分厚い感はありますがそんなに違和感を感じるわけでもないかな。
▼自転車正面から見るとハンドルに何か異様なメカニカルなものがくっついてなんかすごい圧力を感じなくもないです。
この時点ではまだ走行テストをしていないので揺れすぎて使い物にならないかどうかは不明です。ただシリコンゴムのベルトでハンドルへのテンションを調整できるのでそれほど揺れすぎて使い物にならないという事態はないものと考えています。
これについては今後季節が変わって走りやすくなったときに走行耐久テストを試みて当記事に追記します。
評価とまとめ
良い点
- 自転車乗るときにケーブルの煩わしさから開放される
- 特に自転車停めて離れるとき簡単そう
- シリコンが頑丈そうて安心
主観的に見て良くないよっていう所
- ホルダー部がキツくてiPhone 8 Plusレベルの大きさのスマホだといっぱいいっぱいでぎりぎりやっと
- iPhone 8 Plusレベルで無理そうって知ってて無料サンプル配布してるのかって穿ってしまう
- カメラと指紋認証のホームボタンが死ぬかも
類似した商品について
▼自転車関連の新製品をこれでもかという勢いで出しているドッペルギャンガーからも似たような商品が発売されています。
これは持っていないので詳細な比較はできませんが、簡単にスペックだけ比べてみると
項目 | EOMOSS | ドッペルギャンガー |
---|---|---|
型式 | UR01 | DPC364-BK |
バッテリー容量 | 10000mAh | 3800mAh |
対応スマホ幅 | 63〜85mm(実測値) | 65〜95mm |
Amazon価格 | 3099 円 (記事公開時点,送料要確認) | 3680 円 (記事公開時点,送料要確認) |
出力ポート | 2 | 1 |
出力 | 合計2.1A | 1A |
回転できるか | できない | できる |
マウント方式 | シリコンベルト | 専用マウントアタッチメント(付属) |
対応スマホ高さ | 約160mm(実測値) | 規制なし |
公式サイト | なし | ドッペルギャンガー DPC364-BK |
こうしてドッペルギャンガーと比べてみるといかにも今回紹介するROMOSSのほうがほとんどの点で優れているように見えます。あとはブランドを取るかスペック優位を取るか個人の選択の別れるところでしょう。
まとめ
まあガツガツと充電するべき道具ではなく自転車に乗りつつスマホを充電したい、あるいはさらにBluetoothイヤホンなり、その他ちょっとした機器を充電するという用途向きでしょう。
ちなみにUSB TYPE-Cで充電するノートパソコンでも時間はかかるながらちゃんと充電できましたので安心です。
総合すると自転車に乗る機会(時間)が多く走行中の充電問題を少しでも解決したいという人にはおすすめできると思います。
iPhoneをリフレッシュさせるために0%まで空にして半日程度放置してからこのバッテリーを使って充電してみましたがなかなか良く、100%近くまで充電が済んでも4つのランプが4つ点灯のままでした。なかなか使えるかなと感じましたので自転車ハンドルに付けられるという意味でも今後カバンの中に常備するバッテリーとして入れ替えます。