自動ネコトイレを使い始めているがどうも最適な砂を選ぶのに苦慮していた。
最適運用というのはどういうことかというと、選ぶ猫砂とわれわれ下僕のおこなう作業の煩雑さの相関についてである。
猫ちゃんについてはつねに清潔なトイレを提供するという大命題は変わらない。
ではどういうことか説明する。
自動ねこトイレはwinwinではあるが
【関連】
何週間か猫自動トイレを使ってみて感じたのは、人間が超絶楽になるわけではないということ。
確かにウィンウィンではあるが、どちらかというと猫主体と思っておいたほうがいい。万一人間がトイレの始末を怠ってもとりあえずウンチやおしっこの塊は下に落ちるから猫ちゃんはいつも快適なトイレを使えますよというのが主目的と思ったほうが精神的に健全でいられる。
そうしたなかで少し人間も楽ができますよというものだ。
さらにいうと自動トイレを使う以前からペントナイト系の砂を使っていた人にはそれなりに有利な点があるということがわかった。
逆に流せる系猫砂の人は今までよりは少しだけ楽になるといった程度の効果だ。
ペントナイト系猫砂利用者
今までもゴミで捨てていた→変わらない
ペントナイト系の人はすでに今までも猫の排泄物をゴミとして捨てていたという事実があるのでいまさらこれについては変化なしで今までどおりゴミの日にすてればよい。
その手間は特に変わらないのだからここについては問題なし。
粒が小さめ重い→変わらない
ペントナイト系の砂は例外なく粒が小さい。例外があるのかは知らないが今まで見た中、実際にホームセンターでいろいろな砂を実見してみたがどれも粒が小さい米粒より少し大きいぐらいの大きさだ。
だから自動トイレの網目を通りやすい。
今まで通りペントナイト系猫砂を使う人はここも変わらない。
規定量ギリまで入れると効果大→楽になるかも
おそらくどの自動ねこトイレもペントナイト系猫砂に合わせて計量機構をプログラムしていると思う。
だから規定量いっぱいまで砂を入れると結構な重さにはなる。だがこいつは排泄物を含んだ砂以外はちゃんとトイレの網を通るので問題ない。排泄物だけ下のトレーに落ちる。
ある程度下のトレーが貯まるまで放置できる。だから今までの手動トイレでは見つけたら、あるいは匂ったら除去していた排泄物の処理作業を大幅に減らせる。
楽になる。
猫砂の補充頻度→楽になるかも
規定限界まで入れておくと7Lぐらい入れられる。あとはしばらく放置できる。
どれくらい放置できるかはまだ試していないし下手に試すと猫にとってもよくないのでどうしても補充できないときは諦めるとしてそれなりに放置しておいても大丈夫そうなのだ。
なにしろ猫砂1袋まるまるいれておけるぐらいの容量だから。
臭い→不明
我が家もおから系からペントナイト系に変えてみたところ楽にはなったがこの匂いに関してはどうも嫁氏が苦情を申し立てている。
「楽になったのになに苦情言ってんだよ」とは内心思うが女というのはそういうものか。
とにかくおから系の猫砂に比べて排泄したあとの汚物がくさい。これは固有の銘柄によるものかまだわからないのでもうしばらく検証を続けるが匂いを言葉で表現すると、赤ちゃんの使ったあとの紙おむつの匂いだ。
もう20年以上も前に遡るがうちでも子供を育てていたころ紙おむつを使っていた。その赤ちゃんが致したあとの紙おむつの匂いにかなり近い。だからきっと嫁氏のほうが敏感に感じ取ったのかもしれない。
いずれにしてもちょっと我慢するのが辛いときもある匂いだ。
流せる系猫砂利用者
粒が大きめ
粒が大きめが多いのが流せるタイプの猫砂の最大の特徴だ。
粒が大きく自動トイレの網の目をうまく通ってくれない。通れないサイズではないはずだが、粒の大きさの割に重量が軽いのでさらに通りにくいのだ。
規定線いっぱいまで入れると何が起こるか
大量に無駄に下に落ちる
この流せる系の砂を自動トイレPETKITの規定線までいっぱいに入れておくとなにが起こるか。
猫が排泄し、処理が動き出すと網を通りきらないきれいな砂も多量に下のトレーに落ちてしまう。
処理の様子を見てわかったメカニズムはこうだ。
猫砂は一度トイレの回転とともに網の上に山になるがペントナイト系はここでさらさらと網をすり抜けてどんどんバッファタンク(一時溜まり場)へ入っていく。しかし大粒で軽いおから系はさらさらとバッファへ落ちずに大部分が網の上にとどまってしまっている。
そしてさらにトイレが回転すると落ちきれなかった未使用の粒が大量にトレーに落下するというわけだ。
トイレに流すか網スコップで選別するか
これはもったいない。なんとかしなければ。
すべてトイレに流してしまうこともできなくはないが、1回で流しきれず何度かに分けて流さなければならず砂が無駄になるだけでなく時間と水も無駄だ。
では未使用の部分の砂を選別して戻そうと思うとトイレに行って網スコップで固まっている部分だけすくって流すということをしなければならない。
これは未使用の砂を取り戻せるのと、水の無駄をなくせるが時間の無駄は計り知れない。
時間か水か砂いずれかが大量に無駄になる
溢れて未使用の砂が下に落ちてトイレに流すのも大変、自分で選別して戻すのも大変ということで、規定線までおから系砂を入れてしまうといろいろな無駄が発生してしまう。
規定量よりかなり少なめに入れておく→煩雑さあり
無駄を回避するために規定線よりかなり少なめに砂を入れておくという運用上の技をとりいれてみた。
これならあまり砂が無駄に下に落ちずに済む。そして1日に何度か、朝でも夜でも少しずつ補充すれば下のトレーには排泄物だけ貯まり頻繁に捨てる必要なく砂と水の無駄使いは防げる。
頻繁な少量補充という手間はつきまとう
しかし少量ずつひんぱんに補充するという手間がつきまとうのだ。
今までのトイレ汚物を網スコップで救ってトイレに毎回捨てていたという手間はたしかに減らせるが、補充しておく砂は少なめにしておかなけらばならず、日になんどか少量だけ補充しなければならないというのは厄介だ。
結論
自動ネコトイレPETKITはたしかに砂を選ばない。おから系の砂でも使えることは使えるが上記のようにあまり砂を溜めておけず頻繁に補充しなければならないという事実が使ってみてわかった。
これの最適な答えはやはりペントナイト系の砂を使うことだ。
ペントナイト系の砂は粉塵が出て体に良くないとかネット上でも散見されるがそこまで神経質になる必要はないのではないか。そんなに悪いものなら市場から排除されるはずだ。
結局わが家でもペントナイト系の砂を使ったほうが人間も手間を大幅に省けるということが判明したのでペントナイト系にする。
ただ匂いがきついので匂いの出にくいものを探す旅は続く。
いまのところ使っている砂はこちら▼まだ1種類目であるのでこれをベンチマークとしてこれより匂いが出るか出ないかで判断していきたい。