よく期限を切ると集中力が増すといいます。
しかし自分の場合はそれができません。
病気かどうかわかりませんが、期限を切ると集中できず極端になるとなにも手につかなくなります。
長期的期限と短期的期限
長期的期限
長期的な期限、例えば来年とか来月とかいうレベルのものでは集中するもしないもありません。毎日さまざまな問題に対処しなければならないのに1つのことだけに集中するというのは不可能です。
長期的な期限があるものに対しては空いた時間に少しずつ進めていくということが可能です。
したがって強烈な集中力は必要とせず、自分は病気か?とか考えません。
短期的期限
ひとつ例をあげます。
取引先と2時に会う約束をしたとしましょう。集合場所までの所要時間は30分とします。そうすると1時半に現在地を出発すればよく、昼休みの終わった1時から1時半までは自分の別のタスクを片付ける時間に当てられますよね。
ところがぼくはこれができません。
1時半に出発しなければならないとなると1時からの30分はそわそわして何も手につかなくなります。
短期的期限に集中できない理由
なぜ30分間そわそわとして何にも集中できなくなるかというと自分が集中したら目の前のものしか意識が向かなくなるとわかっているからです。
つまりひとたび集中して業務を始めると他になにも省みることなく集中してしまうのです。その結果、次の予定をすっぽかす或いは遅れるという経験が何度かありました。
だったらタイマーでもかけておけばいいじゃんって思いますよね。
1時から1時半まで集中して30分間仕事に没頭していてタイマーやアラームで1時半を知らされると作業が中断されますよね。これが大嫌いです。
せっかく集中して仕事をしていて頭の中でいろいろと組み立てていたのを一旦リセットしなければならないというのは我慢できないくらい嫌です。
なので約束の時間まで中途半端な空き時間というときには重要な作業ができないのです。
短期的期限への対処
そこで考えたのは細かい仕事で集中力のいらない仕事をそういう時間に充てるということです。当たり前と言っては当たり前ですが。
例えば溜まっている書類にパンチ穴を開けて所定のファイルにしまうとか。
或いは仕事場の散らかっているものを片付けるとか。
そういう細かなあまり重要でない作業をするようにすればいわゆる隙間時間が埋められそうです。
そもそも集中しすぎるのは危険らしい
2016年1月9日朝のTBSラジオで脳科学者の中野信子氏が言っていました。
集中し過ぎると周りの危険に目が行き届かなくなるから集中力がないという人は健全です。
逆に1つのことに集中しすぎて周りが見えなくなる方が怖いという旨のことを言っていました。
これってもしかしてオタク?って思いましたが、自分もひとたび集中するとまったく周りが見えなくなり時間を忘れ人の存在を忘れということがままあります。
なので短期的期限があるとその時間には集中するとあとで困ることになると感じてそわそわしてろくなパフォーマンスが発揮できないのです。
まとめ
1つのタスクやプロジェクトを細分化し、軽い作業や頭を使わない作業というものにすれば空いている時間にそれらをどんどん片付けて生産性が上がるのではないかとも考えられます。
おそらく偉大なことを成し遂げた人々は意識的にしろ無意識にしろそのように高い生産性で物事を進めていたのでしょう。
あるいはそんなものを超越して周りや時間を顧みずひたすら自分のやりたいことに集中して偉大なものを作り上げるオタクなのでしょう。
偉大な人になるというわけではありませんが、少しでも生産性の高い人生を送れるように目標の細分化というのは重要かなと思います。