パイオニアのカーナビがほぼ死んだ状態になったのでリプレイスしました。
クルマはステップワゴン12年ものでこちらも危ないといえば危ないのですが、カーナビが先に臨終しました。
今回はカロッツェリアのカーナビ死因と間違ってHDDユニットを外す前にまるごと外してしまったあとの個人情報の抹消について述べてみます。
【関連】
パイオニアカロッツェリアカーナビの死因について
死因はいろいろありますがどこが致命的だったのかは見れば一目瞭然です。
- ボリュームツマミが壊れた(ただし効く)
- インダッシュモニターが戻らない
- 液晶モニター触って操作ができない
- 液晶モニターが誤動作して勝手に地図無限スクロール
- 現在地という物理ボタンや他の物理ボタンも地図無限スクロール時に効かなくなる
- 突然電源落ちてリブート
- その後無限リブート
ざっと思いつくだけでこれくらいの症状が頻発しているのでもう蘇生はかなわないものと諦めて臓器移植ならぬカーナビ交換をしたわけです。
カーナビ除去する前にHDDユニット外すの忘るべからず
カーナビのHDDユニット、現在ではHDDではなくおそらくフラッシュメモリー等だと思いますが、うっかり自宅情報やらその他ランドマーク情報など入れっぱなしで取り外し、リサイクル業者やらメルカリに出すなどするとトラブルを引き起こしかねません。
今回は臨終なのでHDDユニットも不可逆的に完全破壊しましょう。
としたかたのですが、うっかりHDDユニットだけ外す前にカーナビ本体を外してしまいました。
カーナビ本体からHDDユニットだけ外すには電源を入れてイジェクト操作をしなければなりません。このAVIC-ZH990の場合。
そこで仕方なく分解してHDDユニットを外すことに。
6方向のネジほぼ全部外す
ネジをほとんどすべて外してみないと殻割りできないかもしれないので面倒ながらネジを全部はずします。
とその前に修理記録のシールが目立たないところに貼ってありました。3度も修理に出してました。
メード・イン・ジャパンではありましたがかなりダメダメな機種または個体だったと思います。
全方向にある小さめのネジというネジを外していきます。元に戻す必要がないので慎重に作業する必要などなく楽なものです。
それにしても精密機械とはいえネジで固定している箇所が多すぎです。表面だけでざっと30箇所近くあったような。
そんなにビス締めをメード・イン・ジャパンでやってるから斜陽になっちゃうんじゃないのっていうのは実情を知らない勝手な軽口です。
インダッシュモニター部分が剥がれたらその下にHDDを格納しているホルダーらしき箇所が見えてきました。これで表側のスライドする部品を動かせばHDDが外せます。
表側のスライドする部分が電動だったため動かせずこんなに分解したのでしたが、CDプレーヤーみたいに細いピンを挿せば抜き出せるようにしておいて欲しかったなあ。でも盗難のリスクもあるか。
HDDは自社製なのか調達品なのか
インダッシュモニターを除去し、正面のスライド部品を取り除いたらHDDが取り出せます。あとは引っ張り出すだけ。
ということでなんとか外したHDDユニットです。これを破壊すればすべて解決なんですが、これも大きくて中身がどうなっているのか知りたくないですか?
まさか自社製の特殊HDDなんてことはないのか、それとも市販のHDDを入れているのか興味深いところです。
このHDDユニットも周りに細かいビスがいっぱいついていてかなり無駄な構造なんじゃないのって素人ながら思いました。
P社の生産技術の管理はわりとしっかりしていたと思うのですが肝心の生産技術はそうでもない?
で中から出てきたのは東芝製HDDドライブです。
接続端子を見るともちろん最新式ではなくこれはもしかしてSCSIかな?わかりません。
でまあ散らばったビスを数箇所戻して残りは中に適当に詰め込んでその他のゴミの日に出すことにしましょう。
HDDさえ破壊すれば安心ですから。
あとがき
後付カーナビを主要製品としてきたP社がカーナビが売れなくて業態変化をしきれず苦戦しているというニュースを最近見ましたが、それとこの記事とは関係ありません。
たまたまゴミ同然になったP社のカロッツェリアカーナビを分解する用事があったので記事にしたまでで、タイミングを合わせてDISっているわけではありません。
それにしてもビスで固定している箇所多すぎって感じます。
自動車はどんどんビス固定が減って樹脂パネルの爪を嵌めるだけみたいな構造になっているのにどうしたって感じです。
復活するのでしょうか。それとも・・・
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