すべては自転車旅行での快適さに集約する・・・吉田哲也です。
iPadに映画を入れようと試行錯誤した記録です。 そして何とかパラメータが固まったので公開します。 映画の自炊をする人も世の中には大勢いるでしょうから多少なりともお役に立てるでしょうか。
DVDやBlu-rayなどからリッピングする行為は違法ですので推奨するものではないことをご承知おきください。
<2013/02/26 追記—
当初702PでiPad用を作って再生できなかったのは4GBを超えるファイルになったためでした。
そこで64ビットにチェックをいれたら再生は出来ました。
ただしファイルサイズが約倍ぐらいになったわりには、画質の違いは肉眼ではほとんど判別できない状況です。
よって下記のパラメータが妥当なやり方であると考えます。
よほど動体視力の優れている(例えばイチローのような)人であればせっかくratenaディスプレイのiPadなのに画質が「悪いなあ」と感じるのかもしれないが、幸か不幸か私はそこまで違いが分からない男であるのでビットレート2048で十分と思います。
—追記 ここまで>
先日、娘のために映画DVDのiPhone用に保存する方法という記事を書きましたが、iPadにiPhone用につくったmp4データを入れると結構画像が粗いんです。
これではイカンと思いその記事の中で紹介しているiPhoneやiPad向けのプリセット(リンク切れ)をダウンロードして使ってみましたが、どうも巧くいきません。
何通りか試してみましたが、映らなかったり(そもそもファイルが開けない)、縦横の比率がおかしくなったりと気に入った映像になりません。
左が高解像度で右が低解像度です。 当初iPhone用では右の設定で作っていました。
iPhoneの大きさの画面なら問題なく見られるのですが、iPadで同じ映像を見てみると粗さがよくわかったのです。
この画ではちょっとわかりにくいかもしれませんが、実際に見てみると右の低解像度はどのシーンでも引き伸ばしたようにぼやけていました。
それもそのはず左の高解像度は720x304で右の解像度が480x208です。
HandBrakeでの各パラメータ
前置きはこんな感じですが、巧くいったパラメータは以下のとおりです。 映画DVDからisoファイルに落とすまでは先日の記事に載っています。
1.HandBrakeでの「サイズ」タブ
タブの説明の前に右側に現れている新しいプリセット3種類のうちできるだけ解像度の良いものを観たい!と思ってよさげな一番下のタイプを選択して変換してみました。
ここが一番いろいろ数値が大きそうだと判断したからです。
待つこと一晩・・・ 動画データと認識できないという結果になり、2番目も同様。
結局下から3番目のSDというのを選択します。 解像度は元の動画データによるかもしれませんが、ソースというところには720x480とでています。
先に縦横比を維持にチェックを入れてから、その下の幅を入力できるボックスにデフォルトで480と入っているかもしれないので、幅を最大値にします。たぶんソースに書いてある数値以上にはできません。
2.フィルタタブ
ここはなにも変えなくて大丈夫そうです。
おそらくアナログビデオデータを変換するとき効果を変えたい場合に使うのではないかと想像です。
3.動画タブ
ここでは平均ビットレートが2048でした。
iPad and iPhone4(720P)というところでは5120などという数値ですが、なぜかここの数値を大きくしたら最終的に出来上がったデータを動画と認識できませんでした。
ビットレートこそ動画の品質を決める最大の要素らしいのですが、ファイルサイズとトレードオフの関係です。
ここの数値を変えられないとちょっとつまらなさを感じますのでいずれまた他のパラメータとの関係を考慮しながら(どう考慮するかはまったく未定)変えて作ってみようと思います。
なんにせよ変換に時間がかかるのでほいほい気軽に実験できません。
4.音声タブ
洋画なら2ヶ国語で入っているものもあるでしょう。そして気分によって日本語で鑑賞したり、外国語で鑑賞したりと。 ここは特に画質に影響しないと思うので自由です。
5.字幕タブ
ここは以前に説明しているので字幕を入れたい場合はかならず焼き込みとデフォルトにチェックをいれましょう。
6.チャプタータブ
なぜかiPad and iPhone4の設定ではチャプターマーカー作成にチェックが入っていません。 ここは入れておいたほうが便利でしょう。
7.詳細設定タブ
最後のタブは難しすぎて未着手です。よほど暇なときでないと弄る気になりません。 なにも変えません。
まとめ
これでiPad向け映画自炊の設定が概ね完了しました。 普段は家でも映画を滅多に観ませんが、旅行にいったときは宿で映画見放題(?)になるでしょう。
そのために溜めておきましょう。