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バッテリー交換とエンジン不整脈との因果関係

この記事は 約5 分で読めます。

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タイトルにあるようにこれは自動車のバッテリー交換と、それに起因するか不明のエンスト現象を解決する物語です。
嫁の愛車プレオのバッテリーがヘタってしまいました。
冬になると消耗が早まるのです。
何年使っていたか不明なので交換することにします。
交換といっても新品に替えるのではなく、お蔵入りしていた中古のバッテリーに交換するだけです。
これによってエンストを誘発してしまったのでしょうか?

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冬になるとバッテリーの消耗は早まる

ファーストカーであるステップワゴンにもともと付いていたバッテリーを交換したのがかれこれ5年ぐらい前です。まったく使い物にならなくなっていたわけではなく、やはり冬になってエンジンのかかりが悪くなり、当時流行していた(?)パナソニックのバッテリー「カオス」を買ってつけたのです。

まだがんばれば使えると踏んでずっと物置に入れて保管しておりました。

それで今回のプレオのバッテリー上がりです。

サイズオーバーでも無理矢理入れる

サイズオーバー
ようやく出番が来たそのバッテリーに交換しました。
ステップワゴンとプレオではクルマのサイズが違うため当然バッテリーのサイズも違います。ですが、無理矢理バッテリートレイにちょっとサイズオーバーのバッテリーを載せました。

写真で見てわかるとおり固定の金具が窮屈そうに斜めに取り付けられている様子がうかがえます。

古いバッテリー
その前に取り付けられていたバッテリーは比較していませんが、小さくてまるでちょっと大き目の弁当箱の大きさです。

さて、交換していざエンジンをかけてみると驚くことに瞬間的にエンジンがかかります。
まるで・・・買いたての新車のようです。

ヤッホー、バッテリー買わずにすんだぜー^^

しかもチョーエンジンのかかりが良くなったぜーと嫁に自慢しました。(単純ですね)

そして嫁も喜んでなにか買い物に出かけました。

・・・・・・・・・・・・・・・

悪夢のエンスト

帰ってきた嫁が開口一番
「バッテリーだめだよ!」

まるで鬼の首を取ったように勝ち誇ったように言うではありませんか。
一体何がだめなのか?

聞くところによると「バックに入れるとエンストしちゃったよ。すぐPに入れて掛け直したらすぐエンジンかかったけど、あれじゃだめだよ。出かけられない!」

バッテリーを交換したからといってエンストするようになるか?
確かに自分でも運転してみてエンストが再現することを確認しました。

しかもバックギアに入れたときに顕著に現れます。

そこでgoogleの出番です。
「プレオ バッテリー交換 エンスト」とか入れて検索してみました。

するとずばりではありませんが、いくつか症例が現れました。
やはりいるもんですね。

エンストする理由

いくつかのサイトをちらちら見ているうちにわかりました。
これは「アイドリングの回転が低い」ということで「バッテリーの容量を大きくしたから」とか「けちって中古のバッテリーに載せ替えたから」ではなさそうだということです。

バックギアでエンストしやすくなるのはおそらく前進よりギアレシオ(おっと自転車関連用語だと思ったが必ずしも自転車だけの用語ではない)が大きいためだと思います。言い換えるならば前進は無段変速でどんどんギアレシオが上げられるので最初は軽いギアで始まりますからアイドリングのためのエンジンの負荷は小さい。一方バックギアは変速がなく、かといって前進のファーストギア程度のギアレシオでは後退速度が遅すぎて大変なので少しギアレシオが前進のファーストより大きくなっています。

よってバックに入れるほうがエンジンへの負荷が少し大きいという結論です。

自動車のカタログを見ると仕様というところにギア比が書いてありますが前進と後退のギア比を見比べるとわかります。

アイドリング回転低下
アイドリングの回転数が低下するとエンストを起こしやすくなるというのは前にもどこかで聞いたことがありました。
アイドリングの回転数は通常1分間に700回転程度です。
ではどうやってアイドリングの回転数を上げるか?

自転車と共通する解決テクニック

それはエンジンルームの中央付近にあるバネのついたイチョウ型の部品の部分です。

アイドル回転アップ
拡大するとこの写真の中央の部品です。なにやら自転車のブレーキワイヤーらしきものがある部品に繋がっていてまるで自転車のディレイラーのようではないですか?

おっとここで自転車と旅行の本来のコンセプトに戻ってきたような手応えを感じました。
そう、このディレイラーのような部品の初期位置を微妙に変えるとアイドル回転が変わるのです。なぜかというとこのワイヤーの繋がったディレイラーみたいな部品こそ燃料供給装置のバルブなのです。

燃料供給のバルブが ある適当な位置で開いた状態でいるのでアクセルを踏まなくてもエンジンは止まらず動いているわけです。ここに付いている調整ボルトの先端が磨耗してくるとバネの力でアクセルのバルブが閉じてしまいアイドリング、つまりエンジンのピストンを回転させるのに必要な爆発力を得るだけの燃料供給が滞ってしまうということです。
かなり初心者に説明するようなことを書きましたが、上の写真のボルトをちょっと調整することで微妙に回転数をあげることが出来、無事にエンストが収まったということです。

ボルトの調整等については自転車弄りをある程度できる方を対象としたブログなので細かくは説明しません。^^
エンジンの回転数を調整すると言葉で言うのは単純ですが、このプレオにはタコメーターがないので耳で判断するしかありません。

因果関係について

バッテリー交換するとエンストしやすくなるなどという話は聞いたことがありません。
おそらくこれからも聞くことはないのではないでしょうか。

因果関係は不明です。たまたまバッテリーを交換したタイミングとアクセルの調整ボルトの磨耗が顕在化するタイミングが合ってしまったと理解するしかありません。

まあ余分なお金をかけずに問題を解決できたのでラッキーな話です。

しかしいずれ車検が近くなったらディーラーでアイドリングの回転数を調整してもらうつもりです。

バッテリー交換してる記事もあります。

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