久々に好天&暇ができた&モチベあるという条件が重なって自転車に乗った。
本当に自転車に乗るのは久しぶりだ。
真夏は汗だくになるので通勤でも自転車は使わないようにしているし、2015年の8月末〜9月初は妙に天気が悪く、涼しくても自転車で通勤するのは不安が残っていた。
そして休日でもなんやかんや天気が悪かったり、疲れが取れずに早起きもできずライドができずに悶々としていた。
そしてようやく上記の条件が重なったので走ることができた。もうひとつ条件で重要なものがありそれも見事にクリアできたのだ。それは午後のお昼寝をしてしまうという癖を回避できたのだ。これはどうやって克服したかというと朝からウーロン茶を飲みまくり血中のカフェイン濃度を上げたのが奏効したのだと思う。
こういった細かな条件が重なり無事に自転車に乗って風を切ると実に気持ちいいね。
ぜんぜん乗ってなかったのでリハビリがてら約20kmライドだけど都会と違った息苦しさあり
冒頭の写真はこの日の走行ルートの途中にある花園フォレストだ。
「道の駅はなぞの」と隣接しておりお菓子のアウトレットで価格はそんなに安くはないが豊富に売られている。
さて、夕方近くになってライドし始めると、昼間の炎天下とはまた違った雰囲気に包まれる。
それは田舎を経験した人でないと想像できないかもしれないが、いわゆる「田舎の香水」の匂いが夕方になるとなぜか強くなるのだ。
▼まわりはだいたい畑なのだが匂いが強い。いったいどこから臭ってくるのか。
もしや畑の土に練り込んであるか。それは十分ありえる話だ。畑の中を走っている限りこの匂いとは縁を切れない。
▼と思ったら鳴き声が聞こえてきた。鳴き声はすべて閉じられた牛舎の方からで、こちらの開放された牛舎のウシちゃんたちは物静かだった。
でも人間が近づくとなにやら好奇心なのか柵にぎゅうぎゅう顔を押し付けて来てた。シャレではない。
▼走行中の息苦しい自分の顔を写そうと思ったが、リアリティにやや欠けている。
▼画像だけでは匂いをうまく伝えきれないのが残念。でもこの家畜と酪農家のお陰で美味しい肉と牛乳をいただけることは感謝している。たまに近くをライドしたくらいでニオったと騒ぐのはちゃんちゃら可笑しいかもしれない。
でもいつも近くにいると間違いなく鼻毛の伸びが早くなるのではないか。
毎日牛ちゃんの世話をしている酪農家の皆さんありがとうございます。
▼こんな感じで走ったのだけど見事に国道140号、秩父鉄道、荒川が平行しているのがわかる。そしてぼくもそれらに平行して走った。
今日はこう思ったよ
ここらへんは走りやすくて好きだ。ただ途中で休憩したくなる店が極めて少ない。開拓したい。
追伸
走っている途中で道路を渡ろうとしているおばあさんを見かけた。
80は過ぎているだろうか、ずいぶんと腰が曲がりお年寄り用の手押し車で身体を支えている。
その道は片側1車線ずつとはいえ夕刻で結構なクルマが走っており自転車で走るのも危険なら歩行者が渡るのもやや危険なほどだった。
おばあさんは渡ろうとしているがクルマが途絶えずなかなか渡れそうもない。ぼくはそのまま走り過ぎることができたが黙ってそのまま見過ごすことができない性格で2〜3メートルほど超えてから停車し振り返って様子を見ているとやはり渡りたいのに渡れないといった様子だった。
ぼくは思わず声をかけ(年寄りなので聞こえていたか不明)自転車を降り、「渡るんだったら今だよ」みたいにクルマの途絶えた隙を見て誘導してあげたのだ。
おばあさんは腰を曲げたまま手押し車を押しつつ一所懸命道を渡りきった。少し小走りで走ってしまい後で傷まないかとも心配になったが道を渡るには仕方がなかったかもしれない。
自動車で走っているとこういう親切をしたくても簡単にはできないが自転車に乗っているとちょっと気づいたときにすぐ引き返すこともできてスゴく行動しやすい。
そういう意味でも自転車ってすばらしい乗り物だと思った。