田舎道をドライブしていると道の駅というのにときどき出会うことがある。そう、地元の農協が経営していたりしてトイレがあったり直売の農産物があったり、飲食できたりとドライバーとその家族には便利な場所だ。
しかし、今回紹介する道の駅上州おにしはあの日本一来客数の多いとかいうことを誇っている道の駅北浦街道豊北と対極を極めたある意味ものすごい道の駅だ。
なぜか。理由を説明しよう。
対極的な道の駅上州おにし
定休日がある
ちょっと凝ったつくりの建物が今回紹介する道の駅上州おにしであるが、駐車場には車がほとんど駐車していなかった。
幟はたくさんはためいているのにどういうことか。正面玄関らしきところに寄ってみよう。
▼建物に寄ってみるとなんと入口前には緑と白のバーがバリケードのように入り口を遮っている。そしてさらに驚くことに、というかどっちがさらに驚きか不明であるが入り口右手付近には「営業中」の札が掛かっておりバリケードすぐ奥には本日休業という看板が立てかけてある!
いったいどっちなんだ!やる気あるのかここの道の駅は?
おそらくこの日は本当に定休日だったのだろう。ただ営業中という札を外し忘れただけと推測するほうが自然であろう。
意外と史跡らしきものが豊富
裏手には駐車場とともに学校跡らしき建物がある。どうやら昔小学校だった土地のようだ。確かに1977年に廃校になった小学校の跡地に作った道の駅であると下記サイトに説明が載っている。
道の駅上州おにし – Wikipedia
▼これはこれでちゃんと保存されていて良いとは思う。中を見られればなお良かった。あの明倫館みたいな感じなのだろうか。
時期やらイベント開催によっては中を見られるときがあるらしいので運が良ければみられるかも。
▼そしてもうひとつ何やら建物があり掲示板に説明が書かれている。
▼どうやら譲原(ゆずりはら)石器時代住居跡という歴とした史跡の場所なのだ。この建物内に住居跡が保存されているかもしれないが火曜日の定休日は見られないぞ。
男女共用トイレ
そして一番驚くべきことはこれだ!遠くから男女の看板が見えるのはおなじみのトイレマークであるが、はて?ばかに小さいドアのところに看板がついている。もしかしてその右の階段を上がったところにトイレがあるのかと上がってみたが違う。
▼さらに近づいて見るとたしかにここがトイレっぽい。それにしても狭いドアだが奥に部屋がちゃんと別れているのだろうか?とドアを開けてみると。
なんと!手洗い場がすぐにあってその奥に個室!しかも和式!もちろん他に隠し扉などみあたらないのでここがトイレなのだ。それも男女共用。
ちなみに道の駅上州おにし – Wikipediaによるともっと複数のトイレがあるっぽいのでもしかしたらお店の中にあるのかもしれない。ただいずれにしても開店日営業時間内に限られる。
恐るべし上州おにし
先日訪れた山口県の道の駅は平日にもかかわらずずいぶんと訪問客が多かった記憶があるが、ここの閑散さと厚遇サービスはまさに対極にあるといってよいほど違いである。
▼こちら裏手の入り口にもガラス戸の奥に定休日としっかり書かれている。道の駅の定休日に出くわしたのはこれが初めてだっただけに衝撃も大きい。
ちなみに電気自動車の充電設備もあったりして意外な部分が充実しているがこれがちゃんと定休日でも使えるものなのか不明である。
まとめ
ということで火曜日が定休日の道の駅上州おにしであるのでもし家族でこのあたりをドライブ中に奥様がトイレに行きたくなったとしてもここを目指すのは薦められない。
男はいいかもしれないが、奥さんのためにはもう少し別の場所のコンビニでも寄るべしである。