昨今世知辛い世の中になりまして、夜行バスで自転車を運ぶのが困難な状況です。
一部のバス会社によっては輪行可能を謳ってくれているところもありますが、それでも行き先が決まっている便なのでどこにでもというわけには行きません。
そんなわけで先日の考察記事を実践すべくゆうパックでブロンプトンを往復で送ってみました。やりかたや感想など報告します。
ブロンプトンをゆうパックで発送する方法
以前投稿した記事にも書きましたが、ゆうパックであれば縦横高さの合計寸法が170cm以内で25kg以内であれば全国どこでも運んでくれます。
しかも埼玉県から島根県まで運んでもらうのに消費税10%適用後でも2600円しなかったような。
やり方はかんたん。170cm以内に梱包して局に持ち込むだけ。ただし170cm以内に梱包できるのがだいたいブロンプトン程度の小型車に限られてしまうというところがミソだったりしますわね。
一応手順を整理します。
- ブロンプトンをたたむ
- ダンボール箱でちょうどよいサイズを調達する
- 箱にブロンプトンを入れる
- 箱をテープなどで閉じる
- 郵便局に持ち込む
- 送り状に届け先ホテルやどこの局留めかなど記入する
- 窓口で依頼して現金払いして完了
局留めのときの受け取り方
- 送り状の控えまたは控えている追跡番号を持って留めてもらっている局に行く
- 窓口で控えを見せるかまたは追跡番号を知らせて奥から出してもらう
- サインをして受け取り完了
とまあ、こんな程度なんです。
そうはいってもちょうどよいダンボールがないか
そうなんですね。今回ボクはたまたま運良く職場のダンボールを組み合わせてぴったりサイズを作れましたが、Amazonなんか探してみてもなかなかこんなちょうどよいサイズのダンボールを売っていません。
▼こちらが自作のダンボール
結論ブロンプトン送れちゃうと旅行先でやや便利
旅行先でちょっと移動するのに便利じゃんというのを今回感じました。
いやまったく無いと困るというものでもありませんし、無きゃないで現地のレンタル自転車を使うとか、あくまで徒歩で回るということも当然できますが、自分の愛車が一緒だとついつい乗りたくなるじゃないですか。
威力を発揮するのは戻し便
そうです。そしてこの往復自転車発送という方法の真価は帰りの便のときに発揮されるのです。
それは何かというと、土産以外の不要な荷物も一緒に送っちゃえば手荷物楽じゃね?っていうか行きも送れるもの先に送っちゃったほうが世話なくね?って思ったのです。
そうです。戻し便には洗濯物をどっかりと詰め物として一緒に詰めて送ってしまえば帰りの荷物が少なくて済むし、土産を多めに買ってしまってもスーツケースに軽く入ってしまいます。まあその分往復の送料も払うわけですからこれくらいの恩恵があっても当然といえば当然なんですが、それよりさらに思ったのは「交通機関の敷地内をを重い自転車持って移動しなくて良いのは何ものにも代えがたい」ということかもしれません。
いくらコンパクトな自転車の代表格といっても12kgを超えると重いのです。
ちゃんと旅程に合わせた郵便局を出発前に見つけておこう
これかなり重要です。
今回、島根県へ旅行してきたのですが、帰りの日が日曜日ということもあって郵便局はそこらじゅうにあれども日曜日空いている局は極めて少ないのです。
松江市の中心部に本局があってそこで帰りの便は発送しましたが、もし平日帰宅だとしたら選択肢はもっともっとあったはずなんです。ここは仕方ありませんが途中に郵便局へ寄る予定を入れておいてその後の予定は自転車無しという旅程にする必要もあります。
早い時間の帰宅だと違ったリスク
リスクというほどのことでもないのですが、戻しの便に洗濯物を大部分詰め込んで送り、荷物の到着が遅くなると自分だけ早めに帰宅してもすぐ洗濯をできない恐れがあります。これは実は今回失敗した内容でして、洗濯物を同梱するのではなく不要な荷物を多めに入れるべきだったかなと思いました。
まあ大した問題でもないのですがそこんところをもうちょっと計画しておくとさらにスマートな旅の締めくくりができるかなというところです。
もう一つ注意:レンタカーの場合
最後にもう一つ注意事項があります。
レンタカーにマイ自転車を積み込んであちこち行ってはポタリングするというのは楽しいものですが、車に積むときには箱に入れた状態で積むことを強くお勧めします。でないと裸でレンタカーに積むと運転によっては自転車が暴れて内装を傷つける危険があります。そういうリスクを回避するためにも使ったダンボールに入れて車内保管が望ましいです。