今回は実務的な話ではなく最終的には快適さを追い求めていたらキリがないという精神的な話です。
クリーンスピードのエスプレッソというミニベロの本でも紹介されないようなマイナーな自転車に乗っております。
それでもスピードは結構出るし畳めるしということで気に入っています。
フロントのチェーンリングの組み合わせは53/39の歯数で普通のスポーツ自転車並です(よね)。
しかし買った当初から気になっていた点がありどうしようもないかなあ・・・どうにかしたいなあ・・・と悶々としておりました。
というのはリアディレイラーをトップとローとでチェーンを行き来させるとトップギアにしたときにチェーンがフロントディレイラーの金具に擦れる音が聞こえるんです。
きっとチェーンリングが歪んでいるのかなあと回しながら見てみると微妙に振れながら回っているようなきがします。
なんとか直せないかと外してみてみることにしました。
▼平らなところに置いてみてどれくらい歪んでいるのか見てみましょう。
▼置き方を変えながら一定方向から見ていきます。
▼このあたりで上の写真と違うということがわかります。一目瞭然とはいいませんが、一周回してみてみるとたしかに高低差があるのがわかります。
この僅かな歪みによってペダルを回すと場所によってフロントディレイラーとチェーンが干渉することが起こるのですかね。
高い自転車ならこういうことは少ないのでしょうか。わかりません。
モンキーで掴んで矯正するようにやってみてもいいのですがヘタにやると再起不能になる恐れが多分にありますのでそれも憚られます。
▼仕方ないのでできるだけ干渉しにくいようにディレイラーの位置をできるだけチェーンリングに近づけて処置してみます。
このフロントディレイラーの金具の位置がチェーンリングと遠ければ遠いほどチェーンとの干渉幅が狭くなりますよね。逆にチェーンリングに近ければ干渉幅が広がりますからそれだけ擦れも予防できるというものです。
▼あとは金具そのものの歪みをできるだけないようにします。あるときどこかで転倒したときに歪んだのか、それとも最初から歪んでいるように見えるだけなのか不明ですが、この金具もなんとなく曲がっているように見えるのは気のせいでしょうか。
それでもできるだけチェーンリングと平行になるように微調整してみます。
これだけ調整してもチェーンリングのたったあれだけの歪みでトップギアにしたときの干渉音がなくなりません。
そうなってくると部品交換かなという誘惑が頭をよぎります。
果たしてチェーンリングを交換したからって満足できるという保証はありません。確かにチェーンリングの歪みによる振れでフロントディレイラーと干渉しているということはほぼ間違いありません。
チェーンリングを交換すればフロントディレイラーとの干渉音は消えるかもしれませんが、また別の不満点があらわになるだけかもしれません。
今はこの干渉音が前面に来ていてこればかりに気を取られていますが、これが解決したら別の所で不満を感じるのではないかと不安です。
何度かこのブログでも吐露してますが私は負け組カテゴリーの組織で働いておりまた、我が国の平均出生率の2.5倍ぐらいの子供をもうけているため自由に趣味にかけられるお金が限られていますwww。自転車を「趣味」と称して乗っておられる方は大抵10万超えの自転車に乗っているのではないでしょうか。
数十万円するような自転車じゃないと「趣味」とはいえねーよとかって。まあそれは邪推ですが。
いずれにしても先日53Tのチェーンリングから56Tのチェーンリングに変えようかなと思ってやめたのも費用に見合った効果が不透明だったからというのもあります。
【関連】チェーンリングの歯数を53Tから56Tにしようと思ったけど止める理由
今回の考察は56Tではなく53Tの同じ仕様のチェーンリングに交換したら快適になるかどいう点ですが、もしかしたら快適になるが別の不満が持ち上がり、今度はそれが気になって仕方なくなるだろうという結論です。
ということでトップギアで走る機会はほとんどないので当面投資は見送りです。
なにかご意見ご感想あれば記事下のコメント欄になんなりと書き込み願います。