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チェーンリングの歯数を53Tから56Tにしようと思ったけど止める理由

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画像引用元:クリーンスピードEspresso お洒落な街乗りバイクのベストセラーに新色&BIGサイズ発売 | cyclowired
ここ何日か自転車のチェーンリングの歯数を増やしたくていろいろ調べていた。
チェーンリングとは前側のギアのことだ。
なぜチェーンリングと呼ぶのかは知らない。そういう呼び方をするなら後ろのギアだってチェーンが通るのだからチェーンリングじゃないのかって思うけど今はそれについては深く考えない事にしよう。

クリーンスピードエスプレッソの仕様についていろいろ調べながらチェーンリングを大きくできるか考えた。
まずは調査した内容から説明したい。

クリーンスピードエスプレッソの仕様

クリーンスピードEspresso お洒落な街乗りバイクのベストセラーに新色&BIGサイズ発売 | cyclowired(リンク切れ)
上記サイトからの丸々引用になるが

重量:12.3kg
メインコンポ:シマノSORA
ギア:フロント2速(53/39)×リア9速(12/25)
タイヤ:20×1.35
サドル:CleanSpeedオリジナル(selleITALIA製)
スタンド:サイドスタンド

引用:クリーンスピードEspresso お洒落な街乗りバイクのベストセラーに新色&BIGサイズ発売 | cyclowired(リンク切れ)

というのが基本仕様だ。

そして自分で調べたことでいうと、PCDは130mm。
PCDというのはチェーンリングを留めている5カ所のビスで円を描いたときの直径だ。
もし自分の自転車のチェーンリングについてPCDを調べたいと思ったら隣り合う2カ所のネジ穴の直線距離からも換算できる参考になるサイトもあったので載せておく。
クランクのPCDについて(リンク切れ)

フロントギアの53/39というのが2段のギアの歯の数だ。
大きいのが53個歯があり、小さいのが39個の歯があるということ。

そしてこの53個の歯のギアをもう少し大きく56Tというものにしようと思ったのだ。
なぜか。

替えたかった理由

楽して多く進みたい

突き詰めるとこういう理由だ。
前のギアの歯数が多いということは一回ペダルを回すと余分に後輪が回転するということは説明するまでもなくわかるだろう。もしこの時点でわからなかったら他のサイトで解説を探して欲しい。

余分に後輪が回転するということは進む距離も長いということだ。

クリーンスピードのエスプレッソで走っていてしばしば感じたのは、確かにスピードは出せるのだが、やはり700Cのロードバイクには適わないということだ。

まあ、張り合おうというつもりもないのだが、できればゆっくりペダルを漕いでいるのにすっげー進むってなんかカッコいいような気がしていた。

逆にシャカシャカペダルを回してそんなに距離進まないのってダサイカモって思っていた。

であるから53Tから56Tに替えるだけで結構進む距離が稼げるようになるらしいという「yahoo知恵袋」なども見て「ああ、チェーンリングを大きくしたい」って思った。

チェーンリングが微妙に歪んでいる

やはりあまりにも高価な自転車でないためか、チェーンリングに微妙な歪みがありタスキがけにしてペダルを回すと規則的にどこかに当たっている異音がする。

本当に微妙な歪みなのでモンキーで掴んで「エイっ」とまっすぐにしようとしてみたが、なかなか硬くてうまくいかなかった。

タスキがけにしないまでもアウターリングとトップギアという一番外側の組み合わせだだったり、あるいはインナーとローギアの組み合わせだったか、とにかくペダルを回すと規則的に異音がするのはちょっとしたストレスだ。

チェーンリングを替えればこのストレスから解放されるのかもって思うと替えたくてどうにもムラムラする。

断念した理由

意外と高いしそもそも無事に付くかわからん

断念した理由のひとつは結構高いということだ。
送料込みで10000円ぐらいだ。まあ楽に進めるようになればそんなに高くはないのかもしれないのだが、実は完全に取り付けて大丈夫かという完全な自信もなかった。

つまり歯数が増えて直径が大きくなるということは、リアディレイラーのリフト量も増えるという事だ。
これをキャパシティというらしい。

前ディレイラーおよび後ディレイラーに、それぞれキャパシティ(容量または能力)がある。
前ディレイラーには最大キャパシティおよび最小キャパシティがあり、 後ディレイラーにはトータルキャパシティがある。
引用:自転車ディレイラーのキャパシティ(リンク切れ)

この引用元のサイトを見ても良く理解できなかったのだが、要するに簡単に言うとこうだと思う。

  1. チェーンリングの大きさを変えるとインナーリングとアウターリングの直径差が大きくなる。
  2. 直径差が大きくなるということは最大ギアのときと最小ギアのときにどれくらいチェーンが緩むか、言い換えるとチェーンの長さの差が大きくなる
  3. 必要なチェーンの長さの差が長くなるとテンション維持のためにリアディレイラーでの調整が必要である
  4. そのディレイラーでの調整も限界があるのでそれがキャパシティ(許容範囲)なのだ

おそらくPCD130で56Tはクリーンスピードエスプレッソに取り付けでき、フロントディレイラーもそのままで位置調整をするくらいで大丈夫なのではないかと思う。

ただし、リアディレイラーのキャパシティが3T余分に必要になるので最初からついているディレイラーが許容しているかわからないのと、仮に許容していてもチェーンの長さが足りずチェーンを買い直さねばならないかもしれない。

膝を痛める危険

断念したもう一つの理由は膝を痛める危険があるということだ。
どういうことかというと、クランク(ペダル)1回転で進める距離が長くなるということはそれだけペダルが重くなるということだ。

あまりペダルを回転させずにどんどん遠くへ進みたいという怠け心からスタートした発想であるが、重いペダルを一所懸命漕ぐと膝に負担がくる。

軽いギヤ比でスピードを出すには、ペダルを回す脚の回転数が多くなり、短時間で心拍数が上がってしまうために疲労感が大きく、一般的にはそのような乗り方は理解されにくいのが現状です。心肺機能を上げるための運動という目的がない場合、一般のユーザー多くの方が、より楽に速く走るため重いギヤ比を求めるのは仕方のない事かもしれません。
引用:トピッックリンク切れ

重いギアにした結果膝を痛めて自転車に乗ることが出来なくなる危険も孕んでいる。

楽に自転車に乗りたいと思って改造して身体を痛めてしまっては元も子もない。

だから現在の53Tで十分とみてこれ以上大きいチェーンリングに変える案は没にしたい。
案は断念したが、今回いろいろ調べて結構詳しくなったので良かったと思う。
人に説明するのは難しいが、PCDやらキャパシティーやら今まで知らなかった知識を得ることができたのだ。

こちらのブログで今後もこの知識を披露する機会はほとんどないと思うが、教養のひとつとしておこう。

今日はこう思ったよ

というわけで約10000円の出費を合理的な考え方で回避できたのですごく得した気分だ。
まるで10000円儲けたような気分ですらある。

使い損なった10000円でなにか買おうかなあ・・・

改造の話はほかにもあります。

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