100円ショップSERIAへ行ったらまたおもしろいものを見つけたので改造してみようと思います。
これは通常の使い方ですと自動車のダッシュボード付近に貼り付けてiPhoneなどのスマホを固定しておける道具、いわゆる車載用スマホホルダーというやつです。
これは関節が球になっていて多方向に柔軟に向きを変えることができます。どこかにないかと何年も探していました。見つけたときはまた血圧が上がりそうになりました。
ガーミン純正の自転車用ホルダーを買うと高いのです。
現状のガーミンホルダー
適当にアルミの板を曲げて自作していた自転車用ホルダーです。
不恰好ではありますがもう何年も使っていて結構よくできていると思ってます。
このアルミの板を曲げるのは通常では薬研(やげん)などという特殊なプレス機械をつかわないとなかなか巧く曲げられないものですが、ラジオペンチを駆使して複雑な曲げ構造を実現しております。
横から見ると分かると思いますが、ガーミンナビを掴み、かつボルト部分が逃げるようになっています。
改造するスマホスタンド
SERIAで売られていたスマホスタンド。
これを見つけたときはまたまた「神が降りてきた」気がしました。
というよりこんなの105円で売ってくれているSERIA様に感謝です。
裏側は関節となるボール部分がネジ止めで着脱できる構造になっていて分解も組立も簡単にできています。普通分解しないでしょうけど。
あと写真は載せていませんが、両面テープも付属していますのでこれを買うだけでクルマのダッシュボードにiPhoneなどのスマホを設置できます。
iPhone4でぴったりだったのでそれより幅広のスマホは入れられないかもしれません。
大きさ的にもスマホスタンドとガーミンナビはちょうど良い感じです。
手作りのアルミ板をこのスマホーホールド部分と合体させる方法は後述します。
まずはハンドルに取り付ける側の加工をしていきます。
ハンドル取り付け側の加工
ハンドル取り付けアタッチメントの部分は従来のものを流用します。
これはCATEYEかどこかのメーカーのハンドルライトの部品を流用して使っていたものです。
アルミ板を貼り合わせていた部分は微妙に湾曲している構造です。
スマホスタンド側は薄くて平らなのでちょっとした段差があってもビスで引っ張ると割れてしまう恐れがあるのでここをヤスリなどで平らにします。
なにも道具がなければ荒めのサンドペーパーを敷いてその上でひたすら擦るとだんだん平らになるでしょう。
スマホスタンドとハンドルへのアタッチメント部分を貼り合わせるとこういうイメージになります。
一か所ビス穴があいているので、共締めするために穴に合わせてスマホスタンド側にも穴をあけます。
左が穴をあけた状態です。
右のハンドルアタッチメントでビス穴の部分がまだ低くなっていますのでワッシャーを2枚か3枚かませます。
厚めの両面テープを貼ります。厚めのものを貼っておけば多少の表面の凹凸を吸収してくれます。
右の写真は両面テープを貼る前ですが貼り合わせるとこのようになります。
それとハンドルアタッチメント側の円に合わせてスマホスタンド側の輪郭も丸く落とします。
なるべく軽量化した方が良いので・・・
ガーミン本体取り付け側の加工
スマホスタンド本体のスマホをつかむ部分を加工します。
ガーミンナビをつけた時に邪魔になる部分を切り落とします。
先日使ったホットカッターを今回もところどころで使ってます。
先日使ったときの記事は【DIY】神の御降臨で自転車用カスタムスマホホルダーが315円で完成でした。
このようにザックリ落としました。同時にビス穴もあけました。
あとはここにアルミの板を貼り付けるだけです。
ガーミンナビホルダー完成
このように完成しました。
ビスはM3をそれぞれ使用しています。
自転車に取り付けてみました。
ちょっと揺れます。iPhoneのアームの方がずいぶん長いのでそっちの方が揺れて使い物にならないかと思っていましたが、実はiPhoneの方の長いアームが道路のガタガタをうまく吸収してくれて揺れてもちゃんと視認性は確保できていました。
一方、今回作ったガーミンナビのホルダーはアルミの板とスマホスタンドの接合部分が中央位置で固定しているわけではなかったためか、ぐらつきました。
これは両面テープで固定すればガッチリ固定されて揺れは収まると思います。
一度自転車に取り付けてしまうと、今度は簡単に着脱できないので後日修正します。
あとがき
今後はステムの左側にiPod touchホルダーをバージョンアップしようと考えています。
だんだんコックピットがメカニカルになっていってワクワクする自転車になってきます。^^;