public announcement from Japan Tobacco Inc. Photo by nuetaipoo
息子と風呂でバカ話をします。
今日の話は日本たばこ産業のリストラと老人性痴呆についてです。
かなりバカバカしい話ではあります。
【関連】
日本たばこ産業の工場閉鎖と人員削減
保険の授業でタバコの害について教わったそうな。
日本たばこ産業
おそらく日本たばこのリストラのニュースがあったので保険の先生が話のネタにタバコの害の話を載せたのでしょう。
先生の話によると、おそらくニュースでも流したのでしょうが、国内9カ所の工場のうち4カ所を閉鎖する方向で進めるとのこと。
ただ、工場を減らした分、減産するかというと減らした工場の生産するべきだった量を補うために海外の工場から引き入れるそうです。
息子は言っていました。
「なんだ、あんな害毒を売り続けるんかよ」
ワシはそこは大人ですから息子に教えてやりましたよ。
「工場を少しずつ閉鎖していずれはタバコの生産をやめるかもしれないけど、すぐにやめることはできないよ。まずタバコ工場で働いている人が路頭に迷ってしまうから減らすにしても少しずつしかできないし、供給量も急激に減らしたらパニックになるから徐々に減らすんだ」
「禁煙の流れは止まらないけど喫煙する人はゼロにはならないだろうから供給の体制は継続しなければならない。でも工場も減らさなければならない。そんなとき自由に人を切れるのは国内では難しいから海外の工場から輸入することで調整するんだ」
ワシの解釈が間違っていたらすみません。
タバコの魅力
息子は疑問に思っているようです。
タバコが害だということは誰でも知っているのだからニコチンとかタールとか抜いて売れば良いじゃんといいます。
「しかし」です。
タールやニコチンが入っているからタバコは美味いんじゃないかなあと思います。知りませんけどそうなんじゃないでしょうか。
タールやニコチンをきれいに抜いて吸うタバコなんて多分「お茶っ葉」に火をつけて吸っているようなものじゃないでしょうか。
なんでもそうですが、魅力的な物には毒性があるということですね。
例えばヘロインなんて麻薬の女王と呼ばれていますが、その快楽は想像を絶するらしいです。
そして中毒性がありますから一度摂取したら逃れられなくなるとか。
それは肉体的にも精神的にも中毒になるということで、タバコも多少似たところがあると思います。
麻薬と麻酔
ヘロインに代表される麻薬の中には麻酔として使われる物も結構あります。
麻酔というのは歯医者でやられたくらいでほぼ全くといってよいほど経験のないワシですが、息子は全身麻酔の経験があります。
大腿骨の付け根を骨折したときに骨に鋲を打つ手術をして、入れるときも抜くときも全身麻酔をしました。
その経験を語ってくれたのです。
「手術台で横になっていて腕に麻酔注射を打たれるとすっげー痛いんだよ。で麻酔薬が冷たくて上がってくるのがわかるんだ。で首の方まで来たなあって思ったらもう手術が終わってた」
ですって。
だんだん眠くなるとかではなく、一瞬で意識がなくなるそうです。
でも親としては怖かったです。
ときどきニュースで聞く麻酔の量を間違えて患者が死んでしまったというニュースを思い出して、息子の手術には全身麻酔をしますと聞いたとき「無事で戻ってきてくれ」と願ったものです。
たかが足の骨折の手術でも全身麻酔すると聞くと医療事故が怖いです。
息子と話しました。
「麻酔の量を多めに打たれたらそのまま死んじゃっても自分でわからないんだよね」
「そうだよね。一瞬で無の世界、たぶんだけど夢も見ない、いわば大宇宙の一部になっちゃうんだ」
目標設定と達成へのモティベーションに話がつづく
でもワシはいいます。
「だけど、まだまだやりたいことがあるから死にたくないね」
一方息子は、
「ワシは別に満足だな。もういいよ」
とんでもないことです。
まだ十代のうちからそんなことを言っているなんて嘆かわしい。
「いろいろなことをやりたいと思え」
「あれやりたい、次はあれ、その次はあれって感じでどんどんやりたいことをやり続けないと老けるの早いよ」
「生きていてもすぐ顔が皺だらけになっちゃうよ」
などいろいろ言ってやりました。
ボケない生き方
そして会社の社長さんでボケたっていう話は聞かないねという話になりました。
会社の社長などやっているとやるべきことや考えることがたくさんありすぎて、ボケている暇がないでしょう。
話は変わりますが、嫁が近所の奥さんとお茶を飲んで話をしたそうで、そのとき聞いた話が
「○○さんも○○さんも暇なんだって」
という話です。
どちらも旦那さんの稼ぎが良すぎて奥さんが毎日働く必要がないのです。
それに引き換えうちの愚妻には苦労をかけっぱなしで申し訳ございません。
ただ、そんなに暇してたらボケちゃうんじゃないのかなあという懸念が他人事ながらあります。
それで会社の社長さんなんてボケている暇がないという話です。
ワシもボケる暇がないほどいろいろ挑戦してやりきった後に全身麻酔をされたようにフッと絶えたいですね。