人を惹きつける良いカフェの理由にいちいち納得してしまう物語「Cafeドアーズと秘密のノート」

Cafe'ドアーズと秘密のノート
ここずっと良いカフェを求めてあちこち、松江にまで足を延ばしていましたが、良いカフェとはどんなものか実際のところわかっていませんでした。
でもわかりました。
今までかなり誤解していました。

これからは迷いません。


Cafeドアーズと秘密のノート

自分もかなりのカフェ好きを自認していますので、こんな本を読んでみました。
なにしろこの本の使い方というものが表紙カバーに書いてあって、

  • 最高のカフェの作り方が書いてあります。
  • 最高のカフェを、見つける事ができるようになります。
  • 最高の時間は、最高の人生を作ります。

となっています。

目次に書いてある言葉をここに載せたら概ね内容が想像できてしまいそうなので、多くは触れないことにしますが、面白くて一気に読んでしまいました。

実用書のように書いてあると思って読んだら物語になっています。

大型チェーンのコーヒー店に両隣を挟まれた個人のコーヒーショップがなぜか大流行りしていて、売り上げ金の盗みを目的にウェイターとして潜り込んだ主人公は不思議でなりません。
その秘密をひとつひとつマスターから教えてもらい、主人公もいつしかマスターと同じ気持ちでお客様をカフェに迎えるようになってきます。

10個のセオリーを教わりながらワルだった主人公も変わっていく

お客様はカフェに何を求めてくるのでしょうか。

美味しいコーヒーを飲みたいだけでしょうか。
そうではありません。

素晴らしい時間と空間を求めて来るのです。

その素晴らしい時間と空間を供給して差し上げることが素晴らしいカフェの使命です。

10項目にはいちいち目から鱗が落ちる思い

店内に見えない仕切りがあると思って見る
10項目あるセオリーのうちの最初の1つですが、Cafeドアーズのマスターが主人公に1つずつ説明してくれます。
この1項目を聞いたときに主人公が「だったら仕切りを置いてしまえばいいではないか」というと、マスターはいいます。

「それでは居酒屋の個室席になるじゃろうチナスキー。酒屋には酒屋の魅力がある。そしてカフェには、酒屋とはまたひと味違う、別の魅力がある。カフェとは、他人の気配があるのにくつろぎがある。特殊な空間でなければいけないのじゃよ」

確かに誰もいないカフェというのもちょっと寂しいものです。
客が自分一人だけで貸切状態になったとしたら物足りなさを感じます。

適度に人が周りにいて、それでいてプライベートも確保されているような空間に魅力を感じます。

10項目それぞれ読み進めるたびに、ああ自分が今まで数々のカフェや飲食店で感じていたもモヤモヤ感はこれだったのかと納得させられました。

どんな職業にも通じるもてなしの秘訣

結局、10項目ともどんな職業にも当てはめて考えることができるいわば金科玉条なのです。

もちろんこれだけ満足すれば誰でもカフェが繁盛すると保証されるわけではありませんが、これらを実践することはかなり意義のあることだと考えさせてくれます。

たかがカフェの経営方法、リピーターの増やし方なんていう話ではなく、

しかし、人の集まる場所には、人を惹きつける力がある

ということがよくわかりました。

ときにはお客様、あるいは意中の人を惹きつけようとするために、ふざけたような不真面目のようなキャンペーンをすることがあるとしても、

遊び心だけでは、長続きはしないはずだ。遊び心の下には、情熱に裏打ちされた、真の実力がなければ。違うか。

ということなのです。

というわけで今までのカフェの評価の反省

今まで何件かのカフェに行ってみては、勝手にあと一歩で完璧とか、あと半歩とかかなり身勝手で適当な評価をしてしまっていました。
またあるときはカフェの概念について考えたとか、まるでかなり不満だったようなことを書き散らかしましたが、 数々のカフェのみなさん済みません。

今まで通ったカフェの評価はすべてリセットさせてください。

正直申し上げて、この本に書いてる基準でいえば完璧なカフェには巡り合っていません。

でもだからって今まで通ったカフェが悪いというつもりもありません。

ただ、これからはなんとなくボンヤリといいとか気に入ったとか言っていましたが、基準が少しばかりわかったので、そこの店主の本当の気持ち、あるいはお客様への姿勢を汲みやすくなったともいえます。

つまりある部分でイマイチと感じても、別の部分で今まで気づかなかった気遣いを見つけることが出来ればラッキーです。

ああ、ここの親父はここにこだわりをもってカフェの経営をしているんだなあなんてわかりたいです。

そんなことが今まで以上に敏感に感じ取れるようになれるかと思うと、これからのカフェ通いがますます楽しいものになると期待できます。

まとめ

偶然出会った本ですが、実に心に刺さる言葉が多くていろいろもらいました。
やはり読書は素晴らしい。

この記事は一部このアプリで編集しました。
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