2018年の6月のことでした。息子の部屋のエアコンが急に効かなくなったと此奴が苦情を言ってきました。誰がって?息子がです。
遡ること11年4ヶ月前にエアコンを息子と二人で取り付けたあのエアコンがです!
あれから5年しか経っていないのにエアコンが効かなくなるとは!!
やっぱり素人がエアコン取付なんてやるもんじゃなかったか?天を仰いで後悔しました。
修理してもらったら最初から業者に取り付けてもらったとした場合の工賃より却って高くついて結局割高なエアコンだったということになってしまうのでしょうか。
眼の前が真っ暗になって今にもめまいで倒れそうになりながらもかろうじて息子に指示を出しました。
「自分の部屋なんだから自分で三菱に連絡して修理たのめ」と。
そうそう、エアコンを一緒に取り付けたときはまだ息子は高校1年生でしたが5年たった今は大学3年生です。親のスネをかじっているとはいえ成人式も済ませてますのでチェリーかもしれませんが一人前の大人です。
修理依頼ぐらい自分でできなきゃね。それとたったの5年で故障したんだから「値切り」も自分でやれなきゃダメよと諭しました。
さてどうなったかという話。
クソ暑いので急いで修理依頼はしなきゃ
2018年は梅雨明けが早かった年です。その後毎年梅雨明けが早いかもしれませんが、とにかく2018年は史上もっとも早く梅雨が開けた年でした。
そんな早い真夏の訪れをまだ知らぬ間にエアコンが故障しましたが、猶予はありません。躊躇していたらエアコンの取付業者だろうと修理業者だろうとみんな大忙しを迎える季節が目の前です。
すぐに息子は連絡をして幸い3日後ぐらいに見に来てくれるアポイントを取れました。
しかし素人工事によって最悪の事態すなわち「冷媒ガスが全部抜けてます。誰が工事したんですか? www」みたいなことになったら洒落になりません。途方もなく料金がかかる恐れがあります。
しかし結果は基盤の故障ということでした。
以下はそのときの修理票です。読みにくいですがインバータ基盤NGと書かれています。決して素人が取り付けたから故障したわけではないという証左になりますでしょうか。
ですがここからがまた問題です。
息子には言い含めておいたのですがうまくコミュニケーションできなかったようで請求金額には相応の工事手数料がしっかり載っています。
息子に申し送っておいたことは
- 5年で故障するのはあまりにも早すぎる
- メーカー保証は1年であるが基本的な「冷やす」という機能がダメになっているのに有償修理は納得できない
- P社は冷蔵庫が5年程度で故障したとき冷蔵機能の故障だったので無償修理に応じてくれた(本当の話)
- 親がブログをやっているので対応が悪いと世間に知れ渡ることになる(脅しかよ)
以上ですがどうもサービスマンのお兄さんのほうが上手だったようで息子は特に食い下がることもなく了承したようです。
しかし自分としてはちょっと納得しきれないのでもう少し粘ってみることにしたのです。
第二ラウンド:サービスマンと直接電話交渉
三菱電機の修理受付サービスに電話をしてみたところ、こちらはあくまで修理受付なので内容についての異議は直接サービスマンとやってほしいということでした。
電話番号を伝えてサービスマンからの電話を待っていると間もなく電話が来ました。
先日修理していただいたエアコンの件でお話があります
なんでしょう
冷房機の故障で5年は早いんじゃないかと思いまして。確かにメーカー保証は1年で終わりですが、それでも一番肝心な冷房機能が故障するのはあまりにも早すぎて請求金額に納得できません。再考いただけませんでしょうか。
確かに早いかなとは思いますが、それでもどのお客さんにもお願いしてるんです。1年ちょっとで故障とかだったら無償にしてしまうこともなくはないのですが5年となるとちょっと工場からも許可が降りないんですよ。
メーカーは違って関係ないかもしれませんが、パナ○ニックは冷蔵庫が5年で故障したとき無償で直してくれましたよ。同じようにあくまで最低限の冷房機能が5年でだめになったらお客は買い替えるか有償修理を選択しなきゃならないんですか。
すみませんがもっと早いお客さんもいたことがありますが、それでもご負担いただいているんでなんとも無償というわけにはいかないんです。
とまあ、こんな感じでやりとりしましたが、どうにも無償にはならないようで、電話で数分間食い下がりながらも「ダメかな」と諦めることにしました。
正直言って、これだけ基盤がダメになるのが頻繁に起こるってことはメーカーあるいはその下請け企業の設計または部品に何かしら問題があるのではないかと思っています。
リコールするほどではないにせよことごとく基盤がダメになる三菱電機のエアコンってどうよってちょっと信頼が揺らぎます。
ちなみに過去に三菱電機の新型エアコンの発表イベントに抽選で当たって行ってきて記事を書いたことがあります。個人的にはエアコンは三菱電機の霧ヶ峰しかないと思っていました。
やっぱりエオリアのほうがいいのかなあ・・・
保証期間ギリギリ間に合ってた
さて、ディベートで破れて結局は修理代を払わねばならないかと思いつつ、もしかしたら5年保証に入っていたかもしれないとevernote内を検索してみたところすんなりヒットしました。
なんと7月16日まで保証となっており、気づいた日が7月2日ですから期限切れの14日前ということになります。
ギリギリセーフじゃ!心躍ります。
もう仕事そっちのけでお客様窓口へ電話して待つこと10数分www
やっと電話口に出たオペレータの人にエアコンが故障してすでに修理してしまったこと、保証登録番号、自然故障であることなどを告げてあとはお任せということになりました。
いやあ、5年保証入ってて良かったあ。しかも期限切れになる数日前に故障するなんて運が良かったのかな?
今回得た教訓
- 少々大きめの買い物にはオプションで5年保証があったらつけておいたほうが良い
- 5年も経つうちに保証に入ったことをすっかり忘れているのでできれば対象物にわかるようにメモを貼っておくなりしておくほうが良い
- 保証書はEvernoteなりなんなり検索ですぐ引っ張り出せるなにかに保存しておくのが良い
- 5年保証の期限に間に合ったとわかったら保証会社を経由して修理依頼しないと注意されるよ
高速道路でパンクとかしてJAF呼ぶときもENEOSカードを経由すれば無償になる場合があるけど、いきなり自分で呼んだら有償だよ。