ギアとチェーンにつけるオイルについて論じてみます。
今までずーっとずーっとギアとチェーンには呉CRC556をまぶしてました。
なぜなら昔買い込んでしまったからというだけの理由です。
しかし本来スプロケットやチェーンリングにつける油はサラサラだと表面から剥がれ落ちやすく効果が持続しません。それくらいのことは自転車に詳しくなくとも多少機械をいじくっていれば経験上わかります。
ではスプロケットやチェーンにはどういう油がよいのかというと冒頭写真のような固形に近いオイルです。
こういう硬めのオイルを付けておくと少しぐらい雨に降られても、水洗いしようとも簡単には落ちません。したがって潤滑効果も持続しやすいと言えます。
ではこういったオイルは自転車用として売られているものを素直に使うべきでしょうか。
自転車用グリス
自転車用の本格的なものになると50gで1188円とかします(記事執筆時)。
これはかなり本格的なものだと思います。
まあチョンガーで勝ち組な働き方をしていればこれくらいの価格のものを買うことに一ミリの躊躇もいらないかもしれませんが、負け組企業で働いている私はお金の代わりに知恵を使います。
いや別に勝ち組の方が知恵がないと言っているのではありませんので誤解のないようおねがいします。
勝ち組の方はお金も知恵もあると思っています。
負け組は知恵というよりは「とんち」を使うと解釈ください。
薬用ワセリンを活用
結論が最後になってしまいましたが、私はスプロケットにドバっと白色ワセリンというものをつけております。
ものにもよりますが徳用サイズだと368gで756円ぐらいでAmazonで売られています。
さきほど紹介したSHIMANOのめちゃくちゃ高いデュラエースとは価格では比較にならない安さであるといえます。
私が使っているのは下記のお徳用のものではありませんが、ほぼ似たような薬用白色ワセリンです。
それが冒頭写真の白いものです。
こんなんでいいんかい?という疑問も当然沸き起こると思いますが、事実機械工場などで使う鉄製の定盤(じょうばん)のサビ防止にはこういったワセリンを使うことがあり、現に私も勤め先の会社で測定器に乗せている鉄の板のサビ防止に塗っています。
こういう鉄の板にCRC556みたいなサラサラの油を塗ると、そのときは塗りやすいですが揮発性も高くすぐに効果が薄れてしまいます。そこへいくとワセリンはねっとりしていて揮発ということはまずないといってよいです。
ですからメンテナンスが楽なサビ防止剤として使っています。
(そんなん使ってる会社だから負け組なんだよというツッコミはご遠慮ください)
SHIMANOのデュラエースを使ったことがないので、どれくらい自転車に良いのかさっぱり見当がつきませんが、現在我が愛車に使っている白色ワセリンでまったく支障を感じません。
本来邪道な使い方で自転車愛好家の方がこれを読んだら「自転車を愛してない」という評価を下すかもしれませんが、あくまで安く楽しむをモットーとしています。
ボトルに入っているグリスで塗りにくければ少々量は少ないながらチューブ入りのワセリンもAmazonで売っていました。そんなに大量に使うものでもないのでこんな程度で十分かと思います。
それにサイクリングの途中でオイル切れかと感じたときに自転車屋さんを探すよりドラッグストアを探したほうが見つかる確率が高いとも思います。
そういったわけで私が実行しているスプロケットやチェーンリングへのオイル注油はなにも自転車用でなくとも薬用ワセリンを使うので間に合うのではないかという提案です。
塗り方についてはもう少し均一に塗ったほうがいいかもしれません^^;
その他いくつかメンテナンスについての記事書いてます。