サンライズエクスプレスは瀬戸も出雲も両方楽しんだ吉田哲也です。
しかも出雲は往復で利用しておなかいっぱいになるまで楽しみました。
ここで自分の中でひとつの議題が生まれました。
つまりサンライズエクスプレスを利用して旅行してみたいけど瀬戸で行くしまなみ海道と出雲で行く出雲大社はどっちが楽しいかしら・・・?という人の疑問に答えることができるか。
では考察していってみよう。
予備情報
サンライズ瀬戸は東京-高松間を1日1便走る寝台特急です。
サンライズ出雲は東京-出雲市間をやはり1日1便走ります。
東京発は22時ちょうどで高松着が翌日7時27分、出雲市着が翌9時58分です。
岡山までは縦走して、岡山で切り離し作業を行います。
どちらが前を走っているかって?
そのあたりの鉄道マニアっぽいことは忘れました。(どうでもいいことだと思っております)
海が好きならサンライズ瀬戸
まず自転車を利用することを前提に話を進めます。
サンライズ瀬戸を利用したら当然しまなみ海道を自転車で走ります。
そりゃあもう目の前360度パノラマで瀬戸内海の風景が楽します。
海好きにはたまらない光景だと思います。
自転車で走る道は浜に近い海抜なのですが、橋は海抜ぎりぎりというわけにはいきませんね。大きな船が通るわけですから。
ということは橋の高さが結構高いところにあります。
みな遥かに見上げるほど高いです。
で、島から島へと渡るのに高いところにある橋まで漕いで上がっては渡り、また浜辺のあたりへ降りて走るという繰り返しです。
海を上から見下ろしたり、近くで見たりと晴れていれば絶景に次ぐ絶景が楽しめること間違いないと思います。
ワシの行ったときは微妙に曇っていたのでそれほど絶景というものでもありませんでした。
山が好きならサンライズ出雲
しまなみ海道でも起伏がありますから山が楽しめないというわけではありませんが、サンライズ出雲で出かける出雲は何と言っても山陰です。
すぐ近くに山はありますし、出雲大社のすぐ裏からもう山です。
山登りはしなくとも間近で山々の景色が楽しめます。
実はワシが行ったときは出雲は大雨小雨が降っていたので本当の山々の景色を楽しめたわけではありません。
雲でかすんでいて近場の山しか見えませんでした。
ですから一部想像を含んでいることをお許しください。
それでも地図で見る限り出雲大社周辺はそれほど広い平野ではなく山に囲まれているようです。
自転車に乗らずともレンタカーを借りるなどして近くの山やそこにある神社仏閣を散策してみると楽しめるのではないでしょうか。
神社好きならサンライズ出雲
神社の話が出たのでそのままサンライズ出雲のつづきです。
地図やガイドブックで見ても出雲近辺には訪れたい神社がたくさんあります。
もっとも日本中どこへいっても神社はたくさんありますが、出雲の場合みな由緒正しそうでありがたみがちょっと違ってきそうな感じですね。
出雲大社を筆頭に阿須伎神社、命主社、日御碕神社などとても1日や2日では回りきれないほどのお社です。
神社だけ回って出雲巡りが終わるのもちょっと味気ない気がしますので適当に楽しんでみたら良いと思います。
その場合やはり自転車では数か所しか巡れないと思いますので気張って廻ろうと思ったら自動車の方が良いのではないでしょうか。
あるいは自転車主体であれば神社以外にも蕎麦屋や博物館や茶屋など組み合わせると楽しめるかと思います。
海の幸を堪能するならサンライズ瀬戸
これはもう瀬戸内海ときたら魚ですから当然といえば当然の話です。
あいにくワシは先日出かけたとき三原の駅のそばで楽しみましたが、島のいずれかで食べることはできませんでした。
ちょっと下調べが不足していたと後悔しております。
サンライズ瀬戸ででかけてしまなみ海道を走るのであればいずれかの島で海の幸を食べた方がいいでしょう。いや食べるべきです。
ワシも次回出かけたときは金に糸目を付けずに食い倒れようと思います。
また海の幸ではありませんが、サンライズ瀬戸が途中通る香川県は言わずと知れた讃岐うどんの名所です。
近頃、関東ではあちこちに「はなまるうどん」やら「丸亀製麺」やら讃岐うどんのお店が出店しております。
ぜひ出来れば香川県にも立ち寄って本場の讃岐うどんも食べてみたいものです。
走りを追求するならサンライズ瀬戸
再びしまなみ海道の話に戻りますが、とにかく走れます。
ほぼ自転車専用道路みたいに整備されていますのでひたすら走り続けることができます。
距離にして60km弱ですが、くたびれたら途中の島でフェリーに乗ってショートカットも可能です。
ツワモノは1日で往復するそうです。
ただ、走りを追求すると他になにも楽しめないというジレンマが生じますので適度に他の楽しみも織り交ぜましょう。
また途中の島でフェリーに乗れるといっても時刻はかなり飛び飛びでタイミングによっては1時間待ち、2時間待ちということもあります。
そこらへんは計画的に利用しましょう。
ワシも途中の島でフェリーに乗ることにしましたが、1時間半ぐらい待ちました。
海道の途中とちゅうで道の駅のようなところや、お店が集合したところがあります。
走って疲れたらお店でソフトクリームなど嘗めてもよいでしょう。
時代の史跡に多く触れたいなら出雲から松江へ
出雲から電車で1時間ぐらいのところに松江があります。
松江には松江城や小泉八雲記念館など歴史的に価値の高い文化遺産が多く残っています。
歴史ものに興味があったら是非、松江にも立ち寄ることをお勧めします。
松江城は城好きには興味深いと思われる典型的なお城です。
ぜひ、松江城の天守閣に登って死亡的遊戯のような気分に浸ってください。ちょっと違うか。
カフェでまったりしたいならサンライズ出雲経由で松江にも
松江にはステキなカフェが何軒もあります。
地元でしたら自分の足で良い店を探す余裕はあるでしょうけれど、時間の限られている観光地巡りでは是非ともガイドを参考にして良いカフェでくつろいでください。
ガイドではありませんが、ワシも数軒立ち寄ったお店が皆素敵だったのでご紹介しておきます。
らぐたいむ
おやつさろん
クーランデエール
ほかにも良い店はいろいろあると思います。
どっちでもいいけどサンライズエクスプレスに乗ってみたいなら
「行き先はどっちでもいいや。寝台車に乗って旅行してみたい」という方は、おそらく休日ならサンライズ瀬戸の方が少し取りやすい気がします。
気がするだけで間違いない情報ではありませんが、ただ出雲はここしばらくは60年に1度の遷宮で盛り上がりが続くでしょうし、婚活女子の需要が少しばかり高いようです。
かといってサンライズ瀬戸が取りやすいかといえばそんなこともありません。
1日1便だし部屋数もそれほど多くはないので予約受付日の朝に申し込まないと希望する部屋は取れないと思います。
ノビノビ座席であればもう少し余裕で取れると思われます。
ただノビノビ座席は個室ではありませんので安眠を追求する人には個室のほうが絶対おすすめです。
行程も楽しいのがサンライズエクスプレス
飛行機で目的地に行って楽しむという選択をする人がいます。
またリニアモーターカーの実用がすぐそばまで来ています。リニアモーターカーなら東京-大阪が67分とか。
目的地で楽しむほかに、行程も楽しむということとをしたいです。
飛行機もリニアモーターカーも出来れば使いたくない人間です。
サンライズエクスプレスのホームでは待っている人たちが皆うきうきしていて、入線した車輛の前で記念写真を撮ったり、売店で弁当などを買ったりと行程そのものを楽しみにしている人が大勢です。
このような電車は無くなってほしくないです。
ななつ星in九州のような高級すぎる電車だと敷居が高く利用し難いのでサンライズのようなちょっとお金を出せば十分楽しめるタイプの寝台列車がもっと復活してほしいと願っています。
【参考】じゃらんで扱っているサンライズ瀬戸出雲のツアー